21話 ↑続き ページ23
貴方「…………すみませんが、見えません。」
中島「ちなみに懸賞金って如何ほど?」
身を乗り出し、食い気味に聞いた中島さん
太宰「参加するかい?
賞金は今──────────七十万だ」
ガタッ
ビクッ
とうとう音を立てて机から上がったら中島さん
目が獲物を狙うめだった
キラキラしてる
谷崎さん含め驚いた者数名
中島「中てたらもらえる?本当に?」
太宰「自 殺主義者に二言は無いよ。」
中島さん………家財道具を買って更にお金がないからな
てか、なんですか自 殺主義者って
サラリーマン
中島「勤め人」
太宰「違う」
中島「研究職」
太宰「違う」
中島「工場労働者」
太宰「違う」
中島「作家」
太宰「違う」
中島「役者」
太宰「違うけど………役者は照れるね。」
私の知っている太宰治は作家何ですが…
中島「うーん、うーん。」
国木田「だから本当は浪人か無宿人の類だろう?」
太宰「違うよ。」
今………太宰さんの声のトーンが少し違った?
っ
太宰「この件では私は嘘など吐かない。
うふふ、降参かな?じゃ此処の払いは宜しく。
ご馳走様〜♪
おっとそうだ、Aちゃんは?」
太宰さんが私にそう聴いてきた
国木田さん達も此方をみる
貴方「…………黒、朱、裏?」
太宰「?!」
国木田「どういう事だ?」
貴方「いえ、何でも…」
ピピピピピ
電話の着信音が響いた
谷崎「ハイ。………え、依頼ですか?」
でんわの内容は依頼に来たお客さんがいると云う連絡
全員で探偵社のある4階に戻ることにした
その途中
太宰「Aちゃん……」
階段を上がっている最中に、国木田さんや中島さん、谷崎兄妹に聞こえないくらいの声で
太宰「私の前職………あれ、どういう事?」
貴方「ただの勘です。」
太宰「勘?本当に?」
貴方「はい。何となくですが、
太宰さんの目は──────」
太宰side
貴方「太宰さんの目は、何処か濁っている。
瞳の奥は何処か暗い感じがしたんです。」
まさかこの私が見抜かれているとは……
あの子はある意味厳重注意かな…
それに、そのあと彼女が言ったことも気になる
貴方「前の私と一緒………」
彼女はぼそっと言ったが私にはハッキリ聞こえた
彼女は一体何者なのか…
調べた方が良さそうだ
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黒蝶レレン(プロフ) - ありがとうございます!更新は少し遅いかも知れませんがこれからもよろしくお願いします! (2018年8月18日 21時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - すごい面白いです!!これからも、がんばってください(´˘`*) (2018年8月17日 23時) (レス) id: 05d93118bd (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶レレン(プロフ) - 指摘ありがとうございます!普通に忘れてました。 (2018年7月24日 15時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月24日 12時) (レス) id: b63bf3be69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒蝶レレン | 作成日時:2018年7月24日 11時