12話 ↑続き ページ13
貴方「中島さん……………?」
話している最中、中島さんがまた月を見た
でも、そこから動かなくなってしまった
太宰「君が街に来たのが2週間前、虎が街に現れたのも2週間前」
ドクン
嫌な感じがした
太宰「君が鶴見川べりにいたのが4日前、同じ場所で虎が目撃されたのも4日前」
ドクン
太宰さんが話している中、中島さんの様子が変わってきた
太宰「国木田君が云っていただろ。『武装探偵社』は異能の力を持つ輩の寄り合いだと。
巻間には知られていないがこの世には異能の者が少なからずいる。
その力で成功する者もいれば──」
顔に手を当て唸っている中島さん
よく見れば身体が変わってきている
太宰「力を制御できずに、身を滅ぼす者もいる。
大方、施設の人は虎の正体を知っていたが君には教えなかったのだろう。」
貴方「う………そ?」
太宰「君だけが解っていなかったのだよ。」
中島さんが完全な虎の姿になった
太宰「君も『異能の者』だ。
現身に飢獣を降ろす、月下の能力者──」
貴方「月下獸」
無意識に出た言葉だった
オォォォォォォォォォォ
言ったと共にこちらに飛びかかってきた
唖然として動けなかった私を太宰さんが押して一寸離れたところに吹っ飛ばされた
虎は太宰さんばかりを狙っている
床にヘタレ込み呆然とその様子を見ていることしか出来ない
鋭い爪で床を抉り、簡単に木箱を切り裂く
獰猛な目はランランと輝き
牙がひかっている
虎の爪を軽々と避けている太宰さん
だか、やはり、神様は私を
殺 し た い ら し い
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黒蝶レレン(プロフ) - ありがとうございます!更新は少し遅いかも知れませんがこれからもよろしくお願いします! (2018年8月18日 21時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - すごい面白いです!!これからも、がんばってください(´˘`*) (2018年8月17日 23時) (レス) id: 05d93118bd (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶レレン(プロフ) - 指摘ありがとうございます!普通に忘れてました。 (2018年7月24日 15時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月24日 12時) (レス) id: b63bf3be69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒蝶レレン | 作成日時:2018年7月24日 11時