夫婦の日常は標高が高い(OS) (ページ1)

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君の声しか聞こえない 1 ページ1

side.N

「おはよーございます」

楽屋のドアを開けながら挨拶をする。既にそこには相葉さんと潤くん、そして大野さんがいた。翔ちゃんはまだ来てないみたい。

「ニノちゃんおっはー！」

「ニノおはよ」

相変わらずうるさい相葉さんと、朝からイケメンオーラ溢れまくりの潤くん。

「あれ？大野さん？」

大野さんから返事がないことに気づき、大野さんの方を見てみると、スケッチブックに絵を書いてるようだった。

「俺らが来た時も、気付かなかったんだよ。」

「そーなんだよ！大ちゃんね今も気付いてくれないの」

集中すると本当周り見えないねー。なんて2人が話してるのを聞きながら俺は大野さんに近づいた。

「ねぇ、大野さん！何書いてんの？」

ソファに座ってる大野さんの目の前で話しかける。なるべく邪魔しない程度に。

「ニノ、誰が話しかけても無駄だよ。こうなったらリーダー周りが見えないの知ってるだろ？」

流石に大声で言ったら気付くかなって思ったけど、潤くんの言う通りこうなった大野さんは周りが見えなくなる。

大人しくいつもの場所に戻ってゲーム機を取り出す。

「そういえば翔ちゃん遅いね～」

「確かに、翔くんが最後って珍しい」

2人の話を聞きながら、ゲームを始める。

しばらくするとガチャっとドアが空いて、翔ちゃんが入ってきた。