熱愛報道

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磯村｢A｣

呼びかけても返事がない

磯村｢入るよ？｣

一言添えてドアを開けた

真っ暗な部屋のベットで

スヤスヤ眠るA

頬には涙の跡が残っていた。

磯村｢ごめんね。｣

スヤスヤ眠るAの頭を撫でながら呟いた

｢あやまんないでよ｣

磯村｢え。起きてたの｣

｢今起きた｣

磯村｢そっか｣

二人の間に沈黙が流れる


｢お兄達うるさかったでしょ｣

磯村｢いや、あ、でも岩田さんが…笑｣

｢やっぱ岩ちゃん怒ってた？笑 勇斗が来る前までずっとここにいてくれたんだ…｣

布団から少しだけ顔を出して話し出す

｢さっきの事話したらちょっと怒っちゃってさ｣

磯村｢……｣

｢気にしないで。後でなだめておくから笑…って何してるの笑

寂しげに笑うAを抱きしめた

｢振られた男に甘えたくない｣

磯村｢俺いつ振った？｣

｢…だって｣

磯村｢さっきはほんとごめん。｣

｢……｣

磯村｢俺もAの事好きだよ｣

｢…｣

そう言うとまた泣き出すA

｢すき｣

磯村｢俺も好き。もー、なきむし、いつからそんな弱くなったの？笑｣

｢うるさい｣

好きな人と結ばれるのがこんなにも
幸せだなんて。

絶対離さない

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