ep.88 ページ38
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いつもの時間に家を出ると恭平と出くわすから6時には家を出た。
お母さんにはそんな避けなくてもええやろって言われるけど会ったら絶対ほんとのこと話しちゃうより戻したくなるから会いたくない
長尾と道枝も元気かな
なんて、いらない心配やよね
医 「 急ですみません 」
「 少し検査が必要になってしまったので 」
「 結構悪化してるんですか？ 」
医 「 検査してみないと分かりませんが悪化してる可能性は高いです 」
質素な服に質素なベット、食べる気も起きない質素すぎる食事。
どれも華のJKには似合わなすぎるよ。
みんなはキラキラしてるのに、私はこんな質素に終わるんだ。
" 恭平 "
電話、。
恭平から電話がかかってきた。
LINEは消したけど電話番号登録してるからかけてこれるの忘れとった
もう12時やからお弁当食べてんのかな
高 「 どこ行ったん？？！ 」
「 部屋の物も少なくなっとるし学校にも来ーへんしLINEも既
読つかへんしどこで何してるん？ 」
道 「 A電話でたん？ 」
長 「 俺も話したい！！ 」
高 「 留守番電話や 」
道 「 あー。あー。もしもし？聞こえてる？ 」
長 「 俺らめちゃくちゃ元気やで〜早くAに会いたいで 」
高 「 おい 」
道 「 俺もAに会えてなくてご飯進まへん 」
高 「 これ聞いたら電話折り返してな 」
留守番電話に入ってた会話。
いつもと変わらない道枝と長尾。
ちょっと怒り気味な恭平。
私の人生にはあんたらが必要なんよ、
高 「 家出とかではないやろ？ 」
高 「 俺が嫌いになったん？ 」
高 「 ほんまにどこにいるん？ 」
授業と授業の休みに毎回入れてくる留守番電話。
そんなに入れたって私は折り返し出来へんし、恭平とはもう会えへんのに、。
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作者名：きゃろ | 作成日時：2022年3月19日 23時
