恋はお手上げ 2 (ページ32)

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ep.82 ページ32

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「 … 」

まだ寝てる恭平の寝顔を見つめながらあと3日くらいでこの生活も終わるんやな〜と呑気に考える

いつになってもこの状況になれへんし、
毎朝起きたら夢なんじゃないかってびっくりする

この日常が無くなるって超いやだって思うようになった自分はもう末期すぎる、。

恭平っていつも一緒におってもすぐどこかに行ってしまいそうな消えちゃいそうな儚い存在なんよな。

高「泣いとる？」

「え？」

高「ごめんなんか嫌やった？大丈夫？」

「大丈夫」(笑)

高「何か考えてたん？」

「 …恭平って急にどっか行ってしまいそうやな〜て。」

高「えぇ俺どこにも行かへんで？」

「ふと考えてしまってん」

高「そんくらい俺の事大好きなんやな」

「ほんまに好きなんやろな」

高「、やけに素直やな」

「この生活ももうすぐ終わってしまうやん」

高「お泊まりなんていつでもおいでや」

「ほんま恭平すき」

自分でも驚くくらい素直で怖い。

不安な気持ちを伝えても受け止めて不安にさせないようにしてくれる恭平には感謝しきれないや。

寝ながらの体制で私を包み込むようにしてくれるの好きやねんな
私も恭平も

高「腕治ったらどこ行きたい？」

「動物園！」

高「好きなん？」

「長年行っとらんから行きたいねん」

高「そーいえば小さい頃2人で迷子になったよな」(笑)

「なっとったな」(笑)

小2の時に2家族で動物園に行ったんやけど私と恭平がきりんに夢中すぎて親とはぐれてしまったんよな、

そしたら恭平が

「おれからはなれるなよ」

って手を引いて歩くからそれについて行った

今思えばどこでそんな言葉覚えたんやろな(笑)

ただただ着いてくしかなかったからついて行ったけどさらに迷子になったのは今だから言える話ね

高「俺ませてたな〜」(笑)

「ませすぎやろ」(笑)

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