ep.70 ページ20
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「 よいしょ 」
高 「 Aの好きなのいっぱい持ってきたで 」
･
夜なこともあり少し暗めの電気の下、2人でベッドに座って膝にお布団をかける
お互い何も話さない空間。
恭平は俯いて、多分気持ちを落ち着かせてるんやと思う。
･
高 「 A 」
「 ん 」
高 「 俺、Aの隣にいる資格あるんかな 」
「 急にどうしたの 今までずっとおったやん 」
高 「 なんていうか釣り合ってない気がしてしゃーないねん 」
「 誰かになんか言われたん？ 」
高 「 ちゃう 俺が勝手に感じてしまうねん 」
「 … 」
高 「 Aは大人で、子供みたいな俺が隣にいてもええんかなって 」
「 そんなんで悩んどったん？ 」
高 「 かなり深刻な悩みやで？ 」
「 私は今までもずっと、これかはもずーっとそのままの恭平が好きやねん。 大人っぽい、子供っぽいとか関係ないねんで 」
高 「 〜〜、Aごめん」
「 なんで泣くん 」(笑)
高 「 もうずっと気になっててん 俺ほんまに隣におってええんかなって 」
「 あかんわけないやん 」
･
ほんまにずっと悩んでたみたいで思いっきり抱きしめてあげた
見た目クールな割にめちゃくちゃ能天気で何も悩むことがなさそうやのに、というか悩みを聞いたことがなかった。今まで
実はもの凄く繊細な恭平。
気にしてないようで気にしてたり、無理やりポジティブに変換したり、作り笑いが多かったり、思い返せばたくさん恭平は影でたくさん無理をしてる
私が恭平のクッションのような、恭平を受け止められる存在になりたいと強く思った。
･
「 私が恭平を守る 」
高 「 そこは俺に守らせて？ 」(笑)
「 恭平めちゃくちゃ弱いの知ってんで 」
高 「 Aも同じくらいやろ 」
「 だまれ 」
＿＿
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作者名：きゃろ | 作成日時：2022年3月19日 23時
