JH ページ49
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JH
俺が悪い。
でも
俺の口からなかなか出てこない
今までAに嫌いと言われてきてこんなに
傷ついてイライラしたことはないのに今回だけは
すっごい何か嫌だった。
俺も自分があそこまでするとは思わなかった。
サナさんごめんなさい。
AをからかってそれにムキになるAが
かわいくてしょうがなくて…
いつの間にかAのことを好きになってた。
だからなのかすごい嫌だった。
飲み物を買いに行ったけどもちろん3本だけ。
遠くからAが早歩きで歩いてたのが見えて咄嗟に顔を下に向けた。
すれ違う時お互いに何も言わない。
でも何であいつお弁当持ってたんだ？
JH「 あいつどこ行ったの 」
JS「 気になるなら自分で探したら？ 」
JH「 は？ 」
SC「 ごめんね俺らのせいかもしれない 」
JH「 どゆこと？ 」
JS「 やっぱり心配してるじゃん 」
…Aも謝りたくないのか
俺たちこのままなのかな。
SC「 いいの？このままで 」
JH「 いいわけねえだろ 」
俺は教室を出て走って中庭に向かった
「 …何で来たの 」
JH「 謝ってもらいに来た 」
「 は？ 」
JH「 何で謝んないの 」
「 全部私が悪いわけじゃない 」
JH「 てことは悪いとこもあるってことじゃん 」
「 ……はあ 」
JH「 なに。いい加減認めろよ 」
「 ああ！もう！分かった！認めるよ！ 」
Aはお弁当を机にバンっ！と置いて勢いよく立ち上がった
「 女の子たちと楽しそうに話せて良かったね！！！でもなんであんたがサナちゃんのトレカなんで持ってるの？しかも踏みつけるし！なんなの？何がしたいの？ 」
言うだけ言って座るA
JH「 何、俺のこと好きなの？ 」
「 は？好きじゃん！わかんないの？ 」
ふざけて言ったのに帰ってきた言葉が
" 好きじゃん "
どう反応していいか分からなくて固まってたら
「 勘違いしないでよ？友達としてだから！1番はスンチョルって何回言ったら分かんの？ 」
JH「 誰も勘違いしてねえよ 」
うそ、してた。
何回も言わなくてもお前の顔みてたら分かるよ。
ああ、辛いなあ
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作者名：きゃろ | 作成日時：2020年10月29日 21時
