ep.9 ページ9
＿＿
20時。
まだ電気がついてた教室に向かう
何時間か前に口喧嘩をした場所で作業をしてる恭平。
長尾は私らのことを察して背中を押してくれた。
思い切ってドアを開ける
「 きょ…恭平、 」
高 「 …なに 」
「 あの、さっきはほんまごめん 」
「 なんかモヤモヤしてきつく当たってたほんまごめん 」
高 「 俺もごめん 」
「 ……ずっと、やってたん？ 、 」
高 「 俺が1人で終わるわけないやろ 」
「 じゃあ1人でやるとか言わんといて 」
高 「 しゃーないやん 強がってたんやから 」
ほんまに1人でやってたらしく眠そうな恭平を横に私も頼まれた仕事に取りかかった。
部活後にこれは寝てまう。
互いにウトウトしながらお互いに起こしあって
なんとか終わったのが21時30分。
「 恭平寝すぎや 」
高 「 お前より寝てないで 」
「 また喧嘩なるはよ帰ろ 」
高 「 そやな。俺迎えくるけどお前は？ 」
「 すぐそこやから歩いて帰るで 」
高 「 俺も歩いて帰るわ 」
「 お迎え来てるんとちゃう？ 」
高 「 女の子が1人で帰っちゃあかん時間やろ 」
「 恭平熱あるん？ 」
高 「 まあ、お前は女の子やなくてゴリラやけどな 」
「 一瞬ときめいた私がバカやった 」
恭平はただでさえ顔がいいから他の女子なら簡単に落ちてたで
家まで20分
こんな夜遅くは初やから緊張する
高 「 誘拐されんなよ 」
「 誘拐犯もかわいい子を選ぶやろさすがに 」
高 「 ゴリラはやっぱだめか 」
「 そんなにゴリラに見えてんの？ 」
高 「 7年前から見えてんで 」
「 シバくで 」
高 「 部屋着いたら連絡してな 」
「 なに、優しいやん 」
高 「 とか言う彼氏早く作れよ。ばいばい 」
「 ほんまにシバく 」
とか言いながらちゃんと私が家入るのを見届ける恭平は優しいんやなってつくづく思う
高 「 豚まんは食うなよ共食いになってまう 」
「 ゴリラか豚かどっちかにしてや 」
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穂花 - これぞ！私好みのお話だと思いました！たくさん工夫してこのお話を作っていたことがすごく伝わってきます。これからも体調には気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2022年8月2日 16時) (
レス) @page50 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃろ | 作成日時：2022年1月16日 19時
