ep.48 ページ48
＿＿
福 「 なあええやろ？なあ 」
「 ほんっとにやめて…きもいねんて 」
福 「 あ"？？！ お前俺のこと好きなんやろ？！なあ！ 」
「 …すみません、 」
馬乗りの状態でどんどん気が狂って迫ってくる先輩。
＿＿子供の頃を思い出す、
「 ………て 」
福 「 あ"？ 」
「 ……たすけて、 」
「 きょへ、……恭平！！ たすけて！ 」
福 「 はっ (笑) 来るわけないやろ 」
ﾊﾞﾝｯ!!
高 「 A！！ 」
「 きょへ… 」
福 「 お前、なんでっ 」
高 「 次手出したらほんまに許さんからな 」
福 「 …くっそ、」
･
勢いよくドアを開け助けに来た恭平が私にはヒーローに見えた
先輩を殴り私から離してくれた。
先輩は驚いて私たちを睨んで帰って行った。
･
高 「 ごめん遅くなった 」
「 … 」
高 「 怖かったよな…ほんまごめん 」
「 もう来てくれへんかと思った 」
高 「 ごめんな よく頑張ったな 」
先輩が出ていってすぐ私の横に座って抱きしめてくれる恭平
頭ポンポンして よく頑張ったな って。
先輩の変容ぶりに恐怖を覚え震えが止まらなかった。
＿＿昔のことやのに同じ人に見えた
･
「 …なあ恭平 」
「 私小さい頃虐 待されててん。」
「 毎日私とお母さんを殴って蹴って怒鳴って…。1年したら収まってんけど。でもまたいつ同じことするかわからんって離婚してお母さんと2人てこっちに来ててん。……ごめんな重い話 」
高 「 謝らんで。先輩と重なってしまったんか、大丈夫俺がいる 。俺が守るからAのこと 」
「 ほんまに、怖かった…っ、 」
･
誰にも話してこなかった過去
親が離婚してからも怒鳴り声が聞こえると鼓動が早くなって手が震えた。
" 怖かった " と声に出すと今までよりは落ち着けた。
また恭平に甘えてしまう
＿＿
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穂花 - これぞ！私好みのお話だと思いました！たくさん工夫してこのお話を作っていたことがすごく伝わってきます。これからも体調には気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2022年8月2日 16時) (
レス) @page50 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃろ | 作成日時：2022年1月16日 19時
