恋はお手上げ (ページ26)

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ep.26 ページ26

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恭平side

家族が帰った時に病院に行くって言っとったけど俺はそれまで待てへん。あんなに苦しんでんのに待つとかむりやろ。

やから親からAの親の電話番号をもらって電話した

最初びっくりして今すぐ帰るからって言ってたけどせっかくの楽しみを壊すのはあかんと思い病院に行く許可だけ貰った。

昔と変わらん寝顔で寝とるA。

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高「なあ、早く好きになれよ」

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髪の毛に触れるだけでも俺はもう壊れそうやのに、

こんな苦しむなら幼馴染辞めたいなとか
距離置こうかなとかマイナスなことしか出てこんくなってきた。

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「やから言ったやろ？大丈夫やって」

高「結果論はな」

「 2日も看病してくれたんやろ？ほんまごめん」

高「やから謝るなって」

「 …ありがと、恭平」

高「おう」

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Aが眠りから覚めたあと病院に行き疲れが溜まってると言われ一応薬をもらってきた。

色々無理してた分もあるんかな、。

1番は俺が酷い言葉ぶつけたからやよな

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高「なあお前さもっと頼れよ」

「 …私もう、恭平に甘えるのはやめることにしててん」

高「甘えると頼るは違うやろ」

「やけど恭平も頑張ってるのに迷惑なるんちゃうかなって」

高「お前の方が頑張ってるんのに何言っとるん」

「公園でバスケの練習夜遅くまでして家でもちゃんと勉強しとんのちゃんと知ってんねんで？」

高「マネしてるお前には適わねえって」

「私はただ好きでやってんねん」

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" 好きでやってんねん "

その一言にどこか救われた気がした。
バスケしとる時勉強してる時これがなんの意味があんのやろって考えて、でも答えなんか出んくて。

その答えが今日ちょっとわかった気がした。

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