恋はお手上げ (ページ14)

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ep.14 ページ14

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恭平side

高「なあいつもあんなに先輩と仲いいん？」

長「選手とはコミュニケーションとらなあかんってうるさく鬼マネが言うとるから高橋もがんばってるんよ」

高「へぇ」

道「 2人でこの人数をサポートってきついよな」

長「ほんまに冬が終わった夏がいっちゃんきつい」

俺ら暇やからサッカー部に顔出したけど
記録は記入欄多いしゲームはどんどん進んでくしほんまに初めてやる人は追いつけへんて、

がんばってるAはかっこよかった。
鬼マネが抜けて1人で選手のためにタオルとドリンクを配りテーピングとかアイシングもしてあげてほんまに尊敬する。

けど
選手と絡んでるAを見てどこかモヤモヤする

なんなんやろ

道「恭平って分かりやすいねんな」

高「何が？」

道「高橋のこと好きやろ」

高「なわけないやろ」

道「ニヤニヤしてるやん」

高「 …自分でも分からんねん」

道「恭平が悩んでる間もAは他の人のこと想ってるんちゃうかなあ」

部活終わりの帰り道俺よりもニヤニヤして話しかけてくるみっちーはかなりうざい

俺も自分の気持ちわからんし。

でも先輩たちと話してるの見てモヤモヤするし
長尾とみっちーが下の名前で呼ぶんも嫌

でも今までも多分これからもずっとAの中で俺は幼馴染なんやろうし、俺もこの関係を壊したくないねんなあ

道「 Aが他の人と付き合うの考えてみ？」

高「めっちゃいやや」

道「そういうことやねん」

高「お前らがAって呼ぶんも嫌やもん」

道「相当やな。よく我慢してきたな」

高「壊した無いねん今の関係を」

道「でも一歩踏み出せば幸せが待ってんで？」

長「そんな簡単に踏み出せんよなあ」

道「お、長尾いつからおったん」

長「さっきや、置いて行かんでよ」

2人してずっと急かしてくるんなんなん

にしてもAの鈍感さには誰にも勝てんから
アピールしろ言われても難しいねんなあ

道長「がんば高橋」

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