33.いつか、三人で ページ43
「A、さっきの部屋に戻るぞ」
炎司はダンボールを軽々と持ち上げ、Aと共に先程の部屋へ戻る。
部屋へ戻ると、焦凍がダンボールを見て驚いた顔をした。
「おい、親父…それ何だ？」
「お前達の妊娠祝いだ。
孫が産まれるからな。これくらい準備しないと気が済まん。
焦凍とA、どちらに似るのか楽しみだ。」
炎司の孫愛は凄い…
その場にいる誰もがそう思っただろう。
「お父さん…凄い孫愛…これは産まれてくるAと焦凍の子供が大変な目に遭うかも…」
「大丈夫よ冬美。それは多分焦凍がそうはさせないと思うの。」
「当たり前だろ。親父にベタベタ触らせるかよ」
「何だと焦凍オオオオオオ！
別に良いだろう、俺の孫だ」
炎司が叫ぶのと同時に、炎司の力を誇示する意味で燃やしている髭の炎がボオオッと燃え上がった。
「俺は親だ。決める権利は俺にある。」
「ぬう…」
「ちょっ…落ち着いてよ…Aがいるんだよ？」
「「ハッ…」」
冬美に宥められ、焦凍と炎司の親子喧嘩がストップする。
二人がAの方に目を向けると、Aは苦笑いを浮かべていた。
炎司が「コホン…」と咳払いをする。
「あー…A…ついその…すまん……」
「すまねぇ…」
「いいのいいの、お父さん、焦凍。私気にしてないから！ね？
ほら、気を取り直して別のお話しよう？」
落ち込んだ二人をAが慰めると、二人はすぐに立ち直り、六人の会話はスタートしたという。
久々に家族と会話をし、空は夕焼けに染まっていた。
炎司から貰ったベビー用品などは、Aが持とうとしていたが、焦凍が「俺が持つ」と言って、持ってくれた。
帰り道をゆっくりと歩いていれば、三人の親子が仲良く横を通りすぎていく。
「焦凍……」
「何だ？」
「早く子供と三人で歩けると良いね…！」
「そうだな。
Aと俺と子供で歩きてえ。
早く、産まれてきて欲しい。」
「うん。
今度、名前も考えよう！」
「あぁ」
早く私達の元に産まれてきて欲しいな…なんて思った。
***
リクエスト直しのご連絡があった為、書き直します！
半ば強引に書き直しをしたので、少し文章がグダグダなのですが、もうちょっとよく書けたらなと思いました…でも私の今の文才では書けませんでした…ごめんなさい(泣)
もうそろそろで続編行きたいと思います！
切りが少し悪くなりそうですが…
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白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» 分かりました！変更いたしますねー！ (2019年2月11日 19時) (
レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ尊い。 - 白鯨さん» すみません！かなり身勝手ではあるのですが、海斗君が幼くなるというリクエストは取り消しして、轟君のかっこいい所が見てみたいです！ (2019年2月11日 19時) (レス) id: 34ebdd8467 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» なるほど、確かにそれは良いですね！そうさせて頂きます！！ (2019年2月8日 21時) (レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ尊い。 - 白鯨さん» わあ、それは楽しみです！続編ワクワクします！！一つ提案なのですが、轟君のお母さんは退院したことにするのはいかがでしょうか？ (2019年2月8日 19時) (レス) id: 34ebdd8467 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» まさかオリジナルキャラクターを好きと言ってくださる方がいたとは…！ありがとうございます！更新は遅めになるかもしれませんが、続編では、ほのぼの+絆を上手く描けたらなと思います！ (2019年2月2日 22時) (レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年1月4日 15時
