17.やだ ページ25
時間はあっという間に過ぎていき、気付けば外は真っ暗だった。
**
夕方、海斗の受験勉強の手伝いをし、お腹が空いたとお父さんと海斗が言うので、夕飯も速めにしていた。
海斗はコーンを入れたシチューが大好きで、「海斗の大好きなコーン入れたよー」と言えば、「やっったー！！！」と犬のように飛び付き、凄い速さでお皿のシチューを平らげ、「おかわり！」と差し出してきた。
お父さんと焦凍も、競争するかの様にもの凄い速さで平らげ、空の皿を差し出してくる。
お母さんは三人に落ち着いて食べなさい！と注意したあと、「お料理上手くなったわね！流石よ！」と褒めてくれた。
**
「さて、そろそろ帰らないとね！いつまでも長居してたら悪いものね。」
「えー……俺泊まりたい…」
「馬鹿言ってるんじゃないわよ！明日学校でしょ！」
「むむ……」
リビングで荷物整理をしながら、お母さんが海斗に言うと、海斗は言い返せないのが悔しくて、眉を下げて不満そうな表情を浮かべた。
「…Aにはいつでも会えるだろ。また来れば良いんじゃないのか？」
「…分かったよ……焦凍兄…でも、また来るから…！
姉ちゃん！」
「なあに？」
「俺の姪っ子…産まれたら教えてっ！絶対見に行く！」
「……うん！分かったよ！…まだ早いけどね」
かなり真剣な顔で、海斗はAに言った。
まだ早いけど、海斗はかなり真面目に考えているようだ。
「じゃあ、駅まで送るよ」
***
「ごめんね、二人とも。駅まで送ってもらっちゃって！」
「いえ、大丈夫です」
「いいのいいの！私が送るって言ったんだから！」
「A。いつか産まれたら、すぐお父さん達に教えるんだよ！」
「分かってるよ、お父さん。」
「姉ちゃん、またね…！」
「うん、またおいで」
三人を無事に駅まで送り届け、「ばいばい」と姿が見えなくなるまで手を振り続けた。
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白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» 分かりました！変更いたしますねー！ (2019年2月11日 19時) (
レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ尊い。 - 白鯨さん» すみません！かなり身勝手ではあるのですが、海斗君が幼くなるというリクエストは取り消しして、轟君のかっこいい所が見てみたいです！ (2019年2月11日 19時) (レス) id: 34ebdd8467 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» なるほど、確かにそれは良いですね！そうさせて頂きます！！ (2019年2月8日 21時) (レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ尊い。 - 白鯨さん» わあ、それは楽しみです！続編ワクワクします！！一つ提案なのですが、轟君のお母さんは退院したことにするのはいかがでしょうか？ (2019年2月8日 19時) (レス) id: 34ebdd8467 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - ヒロアカ尊い。さん» まさかオリジナルキャラクターを好きと言ってくださる方がいたとは…！ありがとうございます！更新は遅めになるかもしれませんが、続編では、ほのぼの+絆を上手く描けたらなと思います！ (2019年2月2日 22時) (レス) id: ceeb898d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年1月4日 15時
