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dt「じゃあ照、でいいかな……この街に来たばかりって言ってたけど、これからどうするの。お察しの通りこの街の治安はまあまあ悪いけど」
宮舘が聞くと、岩本は頭をかきながら答えた。
iw「何も考えてない。来てすぐ……いろいろあったから」
ru「あ……ごめんなさい」
iw「もういいよ」
岩本がラウール達に目を向けると、ラウールが申し訳なさそうに小さくなっていた。
目黒は機嫌が悪そうにそっぽを向いている。マスクはいつの間にかラウールに引き剥がされ、端整な顔が露わになっていた。
dt「じゃあこれも何かの縁という事で……うち住む?」
iw「え」
ru「え!?」
mg「は?」
sk「マジで!?」
dt「二階の部屋空いてるし、一時的にでもうち住めば?」
唐突な展開に岩本は流石に動揺した。何かの縁、という一言で済ませて良いのか。
いくら「異端」同士とはいえ初対面の相手にここまで世話になっていいのか。いや流石に悪い。
iw「いや、流石にそれは」
ru「岩本くんと一緒に住めるの!?」
sk「えー楽しくなりそうじゃん!」
mg「やだマジでやだマジでやめて」
iw「……え?」
佐久間達の会話に違和感を感じていると、宮舘がその違和感の答えをくれた。
dt「ここの二階に俺と佐久間とラウールとめめが住んでるから、一人くらい増えたってどうって事ないよ」
だから佐久間達は喜んだのだ。約一名嫌がっているけれど。
kj「なんならカフェ手伝ってもらえばええやん」
dt「確かに」
iw「いや、でも」
sk「ろくな働き先見つけるの絶対大変だしねー」
ru「もっとやばい奴に狙われるかもしれないしね!」
kj「これはもう決まりやね」
iw「え」
dt「よし、じゃあその荷物運んじゃおうか」
sk「了解であります!」
mg「マジか……」
iw「え、いや、え?」
佐久間とラウールが協力して岩本の荷物をまとめ始めた。目黒は一人で項垂れている。向井と宮舘はニコニコと成り行きを見守っていた。
いつの間にか岩本の意思とは全く関係なくこのカフェに住む事が、おそらくはここで働く事も決まっている。突然すぎる展開について行けなかったが、岩本はついに割り切る事にした。
これからどう生きていくか全く決まっていなかったのは事実。この提案がとてもありがたい事も事実。
ならばこの提案をありがたく受け入れ、恩は仕事で返せば良いのではないか。何かあったらその時に出て行けば良い。そう思った岩本は佐久間達を手伝うべく動き始めた。
＿＿こんなに居心地の良い空間にいるのは久し振りだった。
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» わーありがとうございます! 直しました! これからももし見つけたら遠慮せずに教えてください……! ありがとうございました! (2020年11月8日 11時) (
レス) id: f87dad8c17 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 岩本"が"「狩猟豹」なのは＿。 が 岩本"か"「狩猟豹」なのは＿。になってますよ！細かいところですみません。 (2020年11月8日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» いつもコメントありがとうございます! 更新頻度がだいぶ遅くなるとは思いますが、何卒お付き合いよろしくお願いします! (2020年10月24日 11時) (レス) id: 4e2a0ba139 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 新しい作品楽しみにしてました！更新応援してます！ (2020年10月23日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年10月22日 23時
