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荷物をまとめて改めて海へ来る
これが最後のシャッターチャンスタイム
｢蓮くん、夕暮れの海と蓮くん最高にマッチするよ｣
目｢...でも俺上手く笑えねえよ｣
｢大丈夫、私が、蓮くんを笑顔にするよっ｣
なんとなく、彼の目が一瞬大きくなった気がした
｢じゃあ蓮くん撮ってくね｣
水着姿ではなく、パーカーにハーフパンツ姿の彼は夏を象徴していた
｢あのさ蓮くん｣
シャッターを切りながら話を始める
目｢なに？｣
｢あのね｣
目｢うん｣
｢...すき｣
目｢...は？｣
｢すき焼きって春菊入れる派？｣
不意打ちの質問に彼は数秒後すごく笑ってくれた
ここまでの大爆笑がとれちゃうなんてなあ
目｢はー、わらったわ｣
｢えへへ｣
目｢ああでもさ、こうやって話しながらの方が笑えるわ｣
彼のその一言で、いつもの学校生活のように、私たちは会話を交わしながら、私は写真撮っていた
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彼は幼稚園児の如く砂のお城を作る中、テントの中でカメラとにらめっこ
｢あ、これ｣
夕焼けでオレンジ色に染まった海を背景に
ピースをしているわけでもなく、至って自然に歩いている最中の1枚
今まで見た中で1番素敵な笑顔をした蓮くんがそこにいた
ああ、よかった、こんないい写真撮れた
目｢A？城できたから見てくんね
って、え、なんで、泣いてんの｣
なんの音もなくテントに入ってきた彼は、泣いている私を見てすごく焦っていた
｢ああ、いや、そんな悲しいことがあったわけじゃないから！
なんか、余りにも幸せでさ、｣
そんなことを言っていれば、私は彼に抱きしめられていた
目｢ねえ、俺、好きになっちゃった｣
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夕焼け空の中で、
｢私が、蓮くんを笑顔にするよっ｣
そう言った君を見て、俺はこの人が好きだったんだ、そう気付かされた
こんなのただの好きに気づいたきっかけ
お前はこのきっかけ、覚えててくれんのかな
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美月(プロフ) - ぴぴ .さん» 宜しくお願い致します！(*｀･ω･)ゞ (2020年3月14日 7時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ .(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです〜！！3月14日 〜 時計はもちろん、Snow Memoriesいいですね！！！書くのが楽しみになりました！リクエストありがとうございます！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: f3f07ccc78 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 初めまして！ コメント失礼致します。私も「Tasty U」が大好きなので、見つけた瞬間発狂しましたw。もしよろしければ、「３月１４日〜時計〜」と「Snow Memories」を読んでみたいです！ (2020年3月13日 19時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ . | 作成日時：2020年3月4日 6時
