△ ページ2
.
.
｢ばか、じゃないの｣
数秒後、やっと離れた目黒を睨んで放った言葉はあまりにも弱々しくて、目黒はくすくすと笑っていた
目｢顔真っ赤だよ｣
彼は服の上から胸に触れ、再度口付けてきた
服の上からとはいえ、少し力強く触られると身体が小さく跳ね、必死に彼の肩を押す力も弱くなっていく
目｢っは、お前そんなんで俺を止めれるとでも？それともなに、期待してる？｣
｢ちが、もうほんと、やめてっ｣
再度力強く彼を押した時、ガチャ、とまた玄関から音が聞こえた
目黒はつまらなさそうな顔をして私の上から降りると、足早に玄関まで歩いていった
目｢はい、お待ちかねの康二くんだよ〜｣
康二くんがリビングに着くまでに慌てて少し乱れた服を整え、頬を強く叩いてさっきまでのことをなかったことにしようと自分を騙そうと、とりあえず頑張った
目黒のいつも通りの呑気な声がいつも以上に腹が立つ
向｢来とったんかA〜！！｣
私の顔を見るなり、わーっと駆け寄って私に抱きつく康二くん
私も抱きしめ返すも、康二くんの後ろ、すなわち私の視線の先にいる目黒と目があい、すぐに目を瞑った
目｢俺の目の前でイチャつくな｣
目黒が康二くんを引き剥がす
向｢ああ、なにすんねん！｣
｢さいてー｣
目｢いいからお前は飯作れよ、唐揚げだろ｣
向｢え！そうなん！仕事終わりのAの手料理は最高すぎだわ｣
目黒のことを軽く睨むも、康二くんの言葉ですぐでれでれになってしまうわたし
｢それはよかった、康二くん一緒に作る？｣
向｢つくる！｣
出来るだけ目黒と距離を取りたい
そんな私の心中を察しているのか目黒をちら、とみると少しにやにやしていた、
きも
.
ほとんど康二くんは私を後ろから抱きしめているだけで何もせず、晩御飯の唐揚げができた
｢いただきます！｣
主に康二くんの声で目黒の声がかき消されたいただきますが部屋に響いたあとすぐに、また康二くんの｢うめえ！｣って声が響く
｢康二くんちょっとうるさいよ｣
向｢だってうまいんやもん！いいお嫁さんになるな｣
｢お嫁さん｣
向｢もちろん俺のよ｣
なんとなくこのまま結婚できるのかなあ、なんてほわほわと考えてはいたけど、いざ康二くんに言われるとものすごくうれしい
目｢見せつけんな腹立つ｣
向｢ええやろ〜｣
黙々と食べる目黒
美味しいの一言でも言いなさいよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美月(プロフ) - ぴぴ .さん» 宜しくお願い致します！(*｀･ω･)ゞ (2020年3月14日 7時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ .(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです〜！！3月14日 〜 時計はもちろん、Snow Memoriesいいですね！！！書くのが楽しみになりました！リクエストありがとうございます！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: f3f07ccc78 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 初めまして！ コメント失礼致します。私も「Tasty U」が大好きなので、見つけた瞬間発狂しましたw。もしよろしければ、「３月１４日〜時計〜」と「Snow Memories」を読んでみたいです！ (2020年3月13日 19時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴぴ . | 作成日時：2020年3月4日 6時
