5日目 ページ6
『おはようございます 何かお手伝いすることはありませんか？』
お兄さん「、、、、ない」
その声は、どこかで聞いたことのあるような声だった
お兄さんは、私とは顔を合わせてくれず、ただ黙々と鮭と大根を切っていた
その時に思い出した
私が小さいころ、といっても３〜５歳の時に良く遊んでくれたお兄ちゃんが、ぶり大根の鮭版、いわゆる鮭大根が好きだったことを
本当にその人かは、分からない
でも、絶対にこの人だ、という確信が私に芽生えた
『すみません、昔に藤紫色の髪をした近所の女の子と遊んでくれましたか？』
そう尋ねると、お兄さんは大根を切る手を止めて、こちらに振り返った
お兄さん「A？」
やはり、知っているお兄さんだった
昔の面影は消えてしまったが、声の優しさは変わらない
『覚えててくれたんだね、ぎーくん』
そう言ってほほ笑んだが、ぎーくんは何を言っているんだというような顔だった
ぎーくん「A、自分が何歳だと思っているんだ その呼び方はやめろ」
と言って、また大根を切り始めた
自分では冷静に言っているつもりだろうが、耳まで真っ赤になっているのを、私は見逃さなかった
『それで？何を手伝えばいい？』
ぎーくん「それなら、鱗滝さん達を呼んできてくれ 外にいる」
ぎーくんは外の説明を何もしなかったから、近くにいるのだろう
『はーい 呼んでくるね！』
私は、草履を履いて外に出た
柔らかい日差しが目に入り、ぽかぽかと暖かかった
どこからか、男の人の声とおじいさんの声が聞こえる
おじいさんの声は先生だとして、どうやらほかにも人がいるようだ
？？？「やっ！とっ！」
先生「まだだ！まだ遅い！」
？？？「はいっ！！」
どうやら、稽古中のようだ
声のする方へ歩いていくと、先生と市松模様の着物を着た男の子が木でできた剣を持って、戦っていた
『先生ー？ご飯が出来ましたよー？』
先生「A、起きたのか あぁ、こいつは」
？？？「炭治郎です！よろしくお願いします！」
赤い瞳と髪をした男の子が挨拶をしてくれた
『炭、治郎？』
そういえば、住んでいた村より上の方に炭治郎というお兄ちゃんがいた
この子にそっくりで、同じようなピアスをつけていたが、髪の長さが違う
炭治郎「もしかして、山のふもとの村に住んでいたA？」
先生「なんだ、知り合いなのか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有栖川 - すみません。いろいろ調べてみたのですが、内容が荒らされていないので難しいという判断になりました。お手数ですが、この作品の元パスワードとは違うパスワードで同じ内容の新しい作品を作ってみたら如何でしょうか？。 (2020年4月28日 14時) (
レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
雛淡坂 いろは - 有栖川さん ありがとうございます 参考にさせていただきます (2020年4月28日 13時) (レス) id: f63fe5d63c (このIDを非表示/違反報告)
桜にゃんこ＠crew(プロフ) - 雛淡坂 いろはさん» 申し訳ないのですが、このメッセージ「助けてください！！！！パスワードを誰かに変えられえたようです！！！変えた人、私の作品を返してください！！！」どうして私の作品に書いたんですか？正直言ってすごく困惑しています。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: f7f2e0dcb3 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川 - 何も力になれないようですみません。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
有栖川 - 雛淡坂 いろはさん» ただの通りすがりなんですが……。少しコメントさせていただきます。 一度占ツクのヘルプを見てください。何か助けになるかもしれません。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雛淡坂 いろは | 作成日時：2020年4月5日 19時
