3日目 ページ4
30数え終わると、もうすでにおじいさんはいなくなっていた
おじいさんを疑うことはしたくないのだが、そんな簡単におじいさんの家にたどり着くはずはない
『おじいさん、ごめんなさい』
罠があるかもしれないと、疑い、私は遠回りしておじいさんの家に行くことにした
しかし、その前に本当に罠があるのか調べるために、近くにあった私と同じぐらいの大きさの軽石を目の前の坂道に転がしてみた
バキッ ガガガッ
軽石が坂を転がると、刀や刃物がどこからか飛んでくる
もし、私が何も知らずに歩いていたら、、、、、
想像するだけで、寒気がする
おじいさんはこんなことはしない あんなことはしない
そう信じて、遠回りする道に何も罠が仕掛けられていないことを祈りながら歩いていった
おじいさんも、遠回りするとは考えていなかったのか、時間がなかったのか、私の歩く道には、何も罠は仕掛けられていなかった
途中ですずめさんにも出会った
そのすずめさんも、家族を鬼に殺されていて、悲しそうだった
あまりにもかわいそうだったので、私の愛玩動物にすることも考えたが、おじいさんにも迷惑をかけると思ったので、すずめさんとは途中でさようならをした
そこで、私とすずめさんは
『「お互いに頑張ろうね」』
と約束した
あっという間におじいさんの家がすぐ目の前のところまで来た
あとは坂を下るだけなのだが、その坂がまた怖くなり、近くから丸太を運んできた
それを転がしてみたけれど、特に何もなく、安心した
『おじいさーん? 来ましたよ』
家の引き戸を少し開けて、言ってみた
すると、目の前の畳におじいさんが座っていた
おじいさん「入ってきていいぞ」
と言われ、私はおじいさんの家に入った
『お邪魔します』
そう言って、家に入りそうになったが、玄関から畳までの距離に落とし穴があったらと思い、少し変だが、草履を外で脱いで、畳まで跳んだ
そして、おじいさんの草履が置いてある隣に私の草履を並べた
『おじいさん、来ましたよ 私のことを弟子と認めてくれますか?』
おじいさんは、私のまわりを歩き、私のことを確認した
おじいさん「よく無傷でここまで来れたな」
おじいさんの声が少し怒っているようだった
私が無傷だから、不信に思っているのだろう
『私は、目の前の道を通らずに、遠回りをしてやって来ました』
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有栖川 - すみません。いろいろ調べてみたのですが、内容が荒らされていないので難しいという判断になりました。お手数ですが、この作品の元パスワードとは違うパスワードで同じ内容の新しい作品を作ってみたら如何でしょうか?。 (2020年4月28日 14時) (レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
雛淡坂 いろは - 有栖川さん ありがとうございます 参考にさせていただきます (2020年4月28日 13時) (レス) id: f63fe5d63c (このIDを非表示/違反報告)
桜にゃんこ@crew(プロフ) - 雛淡坂 いろはさん» 申し訳ないのですが、このメッセージ「助けてください!!!!パスワードを誰かに変えられえたようです!!!変えた人、私の作品を返してください!!!」どうして私の作品に書いたんですか?正直言ってすごく困惑しています。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: f7f2e0dcb3 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川 - 何も力になれないようですみません。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
有栖川 - 雛淡坂 いろはさん» ただの通りすがりなんですが……。少しコメントさせていただきます。 一度占ツクのヘルプを見てください。何か助けになるかもしれません。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 4fc08c4d5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛淡坂 いろは | 作成日時:2020年4月5日 19時