鬼殺隊最強柱は俺の妹弟子兼彼女だった

１日目 ページ2

森の中に迷い混んでから、２日ぐらい経っただろうか

良いことに雨は降らなかったし、森の動物達も優しかった

自慢ではないけど、私は動物とお話ができる

みんなには、ニャーニャーやワンワンとしか聞こえないみたいだけど、私にはちゃんと意味が分かる

そのおかげで、私はご飯食べれたし、お水も飲めた

夜はお布団はなかったけれど、くまさんとかいのししさんとかみんなが私を囲んで寝てくれたから、とても暖かかった

森の中の生活は、今までのことを忘れるぐらいに楽しかった

でも、そんな幸せは長くは続かない

森の中に迷い混んでから、５日ぐらい経ったある日

その日は、とても霧が濃かった

そんな日に、人の言葉をしゃべる不思議なからすに出会った

からすは、ずっと

ｶﾗｽ「北北東〜北北東ニ〜進メ〜」

って言っていて、しょうがないから

『北北東はどっち？』

と、聞いてみた

すると、たぶん北北東の方を向いて、カァーと鳴いた

私には、その「カァー」が、「俺を信じて進め」って聞こえた

だから私は、その不思議なからすを信じて、北北東へと歩いていった

もし、私の家族に起きたことが森の動物達にも起きてしまったら と思い、くまさんたちとはここで、さようならをした

みんな、悲しそうだったけれど、また会えることを信じて、私たちは別れた

からすに教えてもらった北北東

この森の中で何が起きるかわからないけれど、私は勇気を振り絞ってその歩みを一歩一歩と進めていった

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