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牛「 鳴宮といったか、業務を教えるから少しいいか 」
挨拶後、暫く頭がついていけなくて固まっていた私に声をかけてきたのは大きな大きな方でした。
『 ウス。』
覚「 若利くんはとって食ったりしないから、そんな緊張しなくても大丈夫ダヨ 」
『 食べられるんですか 』
覚「 あー、何言ってんの？」
瀬「 天童に言われるって、相当なやつか？」
クソ、お前らも他人事みたいに笑いやがって。何も面白くねえ。
時刻はもう20:00だ。これじゃあ商店街も閉まってしまう。
牛「 鳴宮、行くぞ 」
『 ウス。』
覚「 飼い主と犬ダネ 」
瀬「 俺は少しあいつに同情してきたけどな 」
大「 話の流れから、入部希望じゃなかったみたいに見えたな 」
覚「 どっちにしろ、面白えーー 」
首が疲れてしまうほど見上げなければいけない相手に出会ったのはいつ以来だろう。
細かく業務内容を教えてくれる彼は、牛島若利という、巷じゃ有名な選手らしい。
鼻高になってなさそうなところに好感を持てる。
寧ろ好きだ。
牛「 分からないことがあれば聞いてくれていい 」
『 好きです 』
(( 緊急の時はどこに連絡しますか ))
牛「 なにがだ？ 」
おっといけねえ、心と言葉が逆になっちまったぜ。
『 いえ、緊急の時はどこに連絡しますか 』
白「 今の聞いたか、素で間違える奴初めて見た 」
川「 色んな人間がいるな 」
牛「 そうだな、白布 」
白「 はい 」
牛島さんが呼んだのは、私に友人を志望してくれていたであろう白布くんだ。
牛「 同じ1年だ、白布の方が連絡取りやすいだろう、面倒見てやってくれ 」
白「 わかりました 」
うわあ、あからさまに嫌な顔した。
なんだよ、友人志望じゃねえのかよ、もしや、流行りのツンデレか？ツンデレは、デレがないと完成しないんだから、早いとこデレてくれ。
白「 鳴宮、片付け終わったら連絡先教えるから部室棟の前で待ってて 」
『 かしこ。』
とりあえず見よう見まねで片付けをして、着替えもないので勉強道具など入っていない鞄を肩に下げて部室棟の前で待機した。
白「 おつかれ、はい、ここに電話番号とID書いてあるから追加しておいて。あと、帰りは？バレー部はみんな寮だから 」
『 5分で着くから平気。じゃあおつかれ 』
川「 案外あっさりなんだな 」
白「 俺、あいつわかんねえや 」
兎にも角にも、私にはやらなければならないことが残っていた。
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りんご - つとむがいないつとむんがいない泣いた (2020年4月20日 10時) (
レス) id: 1b44938d74 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 商店街の子供にガムつけられて髪を切って、男と間違えられる流れと、「生物学上では女」っていう言葉が桜蘭高○ホスト部と酷似してましたが、それを参考にしたのでしょうか？ (2019年8月26日 22時) (レス) id: c8fa9f1eb9 (このIDを非表示/違反報告)
美幸(プロフ) - 1話を見て｢あれ、桜〇高校ホスト部？」って思いました。 (2019年6月20日 13時) (レス) id: d9bb381733 (このIDを非表示/違反報告)
とっとこ - 面白いですね！！ 川東がかっこいいですね！(( (2019年3月17日 22時) (レス) id: f0db948643 (このIDを非表示/違反報告)
チャリアカー - めっちゃ面白いです！ 夢主ちゃんが可愛すぎて…… 更新頑張ってください！ (2019年3月17日 21時) (レス) id: ec0ea712a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉いろは | 作成日時：2019年3月15日 0時
