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私は中学まではセッターとしてコートに入っていた。
小学生の時にかなり厳しい指導を受けていたのもあって、中学でも上を目指すことは当たり前だと思ってた。
そんな時、周りの選手との温度差を感じた。
私だけが頑張って、私だけが勝ちたいのだと、その温度差に耐えられなかった。
「 綺麗なセットアップだね 」
私を見つけてくれたのは、男子バレー部の1つ上の先輩であった及川さんだ。
及川さんは部活後私にアドバイスをくれるようになった。
及川さんは凄い人だった。
スパイカー自身が成長を感じるほどに気持ちよく打たせてくれる。
これ以上のセッターはいないと思う。
『 及川さんのようなセッターなりたいです！』
私は懸命に練習して、彼を目指して、壊れた。
中学2年最後の大会の試合中だった。
アキレス腱断絶。
私の何かも一緒に切れてしまった。
『 もう疲れたんで、高校ではバレーはやりませんよ。それに、私選手としてバレーに関わるより、外から見てた方が楽しいですし 』
バレーを嫌いになりたくなかった。
私は逃げた。
________A！
瀬「 A！」
『 あ、はい 』
瀬「 何ボーッとしてんだ、コートチェンジいくぞ 」
『 あ... 』
25-23で1セット目は終わっていた。
瀬見さんの声で我に返り荷物を持つ。
及「 バレーは楽しい？」
青城の選手とすれ違う瞬間。
及川さんは私に言葉を投げかける。
その答えは、YESだ。
『 及川さん、私は後悔はしてません。今も昔も、私はバレーが好きです。』
振り返って及川さんの背中に声をかける。
そうだ。
きっかけは逃げだったとしても、今、私はとても楽しい。
みんなと出逢えたこと。バレーを本気でやる彼らを見て、私は改めて好きだと思ったんだ。
及川さん、ありがとうございました。
26-24。第2セットも白鳥沢が取り2-0で優勝した。
覚「 Aちゃ〜ん、褒めてくれてイイヨ 」
『 今日の天童さんは150点です 』
覚「 ... ( 嬉しそう... Aちゃんに何があったか知らないけど ) 当たり前ダヨ 」
大「 なんだ、天童は150点か、じゃあ俺は何点かな？」
『 200点！』
覚「 はあ！？」
山「 俺はー？」
『 うーん、180点ですね！』
山「 クソォ、獅音に負けたー 」
覚「 はあ！？！？」
牛「 A、俺は何点だ 」
覚「 若利くんまで！？」
『 1000点です！！』
牛「 そうか 」
覚「 はぁぁあ！？！？( 若利くん嬉しそうだな ) 」
あーほんとに。
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りんご - つとむがいないつとむんがいない泣いた (2020年4月20日 10時) (
レス) id: 1b44938d74 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 商店街の子供にガムつけられて髪を切って、男と間違えられる流れと、「生物学上では女」っていう言葉が桜蘭高○ホスト部と酷似してましたが、それを参考にしたのでしょうか？ (2019年8月26日 22時) (レス) id: c8fa9f1eb9 (このIDを非表示/違反報告)
美幸(プロフ) - 1話を見て｢あれ、桜〇高校ホスト部？」って思いました。 (2019年6月20日 13時) (レス) id: d9bb381733 (このIDを非表示/違反報告)
とっとこ - 面白いですね！！ 川東がかっこいいですね！(( (2019年3月17日 22時) (レス) id: f0db948643 (このIDを非表示/違反報告)
チャリアカー - めっちゃ面白いです！ 夢主ちゃんが可愛すぎて…… 更新頑張ってください！ (2019年3月17日 21時) (レス) id: ec0ea712a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉いろは | 作成日時：2019年3月15日 0時
