王様ゲーム～！ (ページ3)

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命令1つ目～！ページ3

°˖✧

「やっと止まった！王様ゲームって何！？」

そういってドラリーニョさんが歩いてこっちに来た…

「よかったね、止まって。」

話を聞いてなかったことはおいておいて、
よくあれを止められたよね。

「少しはこっちの心配もしろぉ…」

なぜかキッドがボロボロなんだけど。
よし、助けてあげるか。

「大丈夫？」

「…。」

猫みたいに持ち上げて運んだ。
まだ拗ねてるみたいですね…

「じゃあ『せーのっ！』って言うから、

同時に『王様だーれだ！？』って言って！」

なるほどなるほど。

「せーのっ！」

「王様だーれだ！？」

ちょっとバラバラだ…あ、10番。

「よし、まずは私が王様か～」

どうやらレイさんが王様らしい。

「で、命令は何？」

レインさんがそういうとレイさんは
うーんと唸った。少し悩んでいる。

「じゃあ、1番の人と7番の人は何か歌って！」

当たらないんか～い。
…1番と7番誰だろう？

「あ、僕1番！」

「と、俺か。7番。」

ドラえもんさんが1番、カルムさん7番。
なぜだか、ドラえもんさんとドラリーニョさん除く
ドラえもんズが別室に避難しようとしてるんだけど

「何逃げようとしてるんだい？？？」

ヒカリさんがそう言うと、びくっとなって
避難を辞めてました。まさか、鬼おん…

「あったまでっかでええええかあああああ♪♪」

ミシミシと今すぎ倒れてしまいそうな家具。
限界を超えた爆音。あまりのうるささに皆耳をふさいでいた。
レイさん、なんてことを命令してしまったんだ。

「？みんなどうしたの？」

歌い終えたからか、ドラえもんさんは
みんなの異変に気が付いたようだ。
まさか、鬼音痴なこと気付いていないのか？

「…この命令はもうしないでおこう。」

レイさんがそんなことを言っていた。
いや、そうしておいて欲しい。
皆さっきの声を聴いて苦悩しているようだ

「鼓膜破れるかと思いました…」

「酷すぎる…」

そんなこと言っていいのか…？？

「え、そうかな？いつもより

　いい感じに歌えたんだけど」

ドラえもんさんはそんなのんきなことを言っている。

「ドラえもんは歌っちゃダメだな。」

と、キッドが言う。それが一番だ。