〜17〜 ページ25
・
い「行ってきまーす」
『行ってらっしゃーい』
い「・・・ねぇ」
『嫌なんですけど』
い「いつもしてるじゃん」
『うんされてる』
い「んー、ほんとはAからして欲しかったんやけどなぁ」
チュッ
『・・・ほんとにばか』
い「ふふっ、行ってきます」
バタン
最近、「行ってきますのちゅー」を要求される。
なんなんだあのイケメン。
うーん、今日は本でも読もうかなぁ。
_____
__
お昼頃。
昼ごはんを作ろうとキッチンへ行く。
キッチンには、いふのお弁当があった。
『忘れてるし・・・』
・・・しょうがない、届けに行くか。
_____
__
『うわ・・・会社のビル高・・・え、雰囲気こわ・・・』
会社に着いたはいいものの、なんて言って彼を呼んでもらおうか。
あと、入り口にはスーツを着た人たちが出入りしていて、雰囲気がもう怖い。
『とりあえず行こう・・・』
受付?みたいなところには美人な女性が一人。
女性でよかった、と思いつつ声をかける。
『あの、すいません』
女性「はい!」
『ここの会社に勤めている蒼月意符さん呼んでいただけますか?忘れ物してて・・・』
女性「・・・すみません、蒼月さんとのご関係をお聞きしても?」
『あ、彼女、です』
女性「! 、かしこまりました」
そして数分待つ。
い「佐倉さん、ありがとうございました」
女性「いえ!蒼月さん、お仕事頑張ってください!」
い「はい。佐倉さんも」
さっきの女性_佐倉さん。いふが来ると声がワントーン高くなった。
_彼女も、いふが好きなんだな。
なんだか複雑な気分になってしまう。
い「A!どしたのっ」
うわテンションの差すご。よそ行きってすごい。
『お弁当。忘れてたから』
い「えー、わざわざ来てくれたん?ありがとう!気づいたけど、
持って来てもらうの申し訳ないから諦めてたぁ」
『全然迷惑じゃないから。いいよそれくらい』
い「そう?ふふ、ありがと」
『うん。まあ、それだけだから。仕事頑張ってね』
い「そういうこと言ってくれんの珍し。 頑張るー!」
いふが社内に戻って行くのを見届け、佐倉さんに頭を軽く下げてから帰ろうとした。
佐倉「_あの」
『? はい』
なんの用だろう。
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫宮なふ - たんぽぷさん» えええっっ課題ですか!?笑 めっちゃくちゃ嬉しいですけど学業も一緒に頑張りましょ!!!笑 (11月20日 22時) (レス) id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぷ - 神ぃ…神というか天国。明日までの課題、何も手を付けてないのが2個もあるのになふさんの作品を読むのを優先するくらいには天国。やっぱなふさんだいすしだぁ…!! (9月21日 18時) (レス) id: bbb983d2d2 (このIDを非表示/違反報告)
なふ(プロフ) - 和栗さん» ありがとうございます!!!うれしい、、! (5月17日 14時) (レス) id: 8e855be136 (このIDを非表示/違反報告)
和栗 - え、、控えめに言って神?? (5月17日 0時) (レス) @page18 id: 0fea856e4e (このIDを非表示/違反報告)
なふ - なぎさん» なんか安心しました!(??) (2023年4月26日 23時) (レス) id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:猫宮なふ | 作成日時:2023年4月5日 13時