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58.協力しよう ページ22

一刻も早く計画を暴いて公安とFBIに伝えねぇと……!

店員の目を盗んで観覧車に内部に入った俺は追跡メガネを使って上を見上げていると上の階で走っていく人影が目に入った。

「あれは赤井さん……!?」

そのまま彼を追跡メガネのカメラで追っていると何やら壁の方に怪しい黒い仕掛けが見えた。

「何だ?あの無数のコード……」

「見つけた!」

すると突然後ろで聞き覚えのある声がして思わずビクリと肩が跳ねる。反射的に振り向くと水瀬葵が立っていた。

「葵姉ちゃんが何でここに……」

「それはこっちのセリフ!こんなところで何してるの?ここはスタッフ以外立ち入り禁止なんだけど。子供が来る場所じゃないよ」

水瀬はしかめっ面をしながら俺を抱き上げて出口へ向かった。おそらくここから追い出すつもりだろう。
こういうとき、この小さな体はとても不便だ。

「え、ちょっ、待ってよ葵姉ちゃん!」

ジェイムズさんが言っていた事が確かならこの人は味方で安室さんの事も知ってるはずだ。話せば分かってくれるかもしれない。

俺は水瀬の腕の中で暴れながら叫ぶ。

「さっき安室さんがこっちに入っていったのを見たんだ!それにこの観覧車に爆弾が仕込まれてるかもしれないんだ!」

その言葉に水瀬は出口に向かう足を止め、「それマジ?ホントに言ってる……?」と怪訝そうな顔をする。

「ていうか安室さんってカフェ店員じゃん、ここにいるわけないでしょ。見間違いじゃない?」

彼女は安室が公安であることとここにいることを否定した。ならば、と俺は上を指差した。

「ホントだってば!
それにほら!あの上のところに黒いコードがあるでしょ?あれは多分爆弾だよ!」

「観覧車で使う機械とかじゃな……」

水瀬は俺が指す方向を見上げ、目を凝らすと「あー……」と何かを察したように声を溢した。

「確かになんか不自然な電子機器だね。それにどっかに大元みたいのがあるのかも。私が上の人に言っておいて探しといてあげるからコナン君は外出てなよ、危ないし」

「いいや、避難誘導とかの時間も考えると僕達で探した方がきっと早いよ!頼れる人も内部にいるはずなんだ!」

俺の言葉に水瀬は眉尻を下げた。

59.慎重に→←57.到着した途端



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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 純黒の悪夢   
作品ジャンル:アニメ
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秋海(プロフ) - ありがとうございます…! (2021年8月8日 19時) (レス) id: 628fc0211f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - 秋海さん» ありがとうございます!!!夢主ちゃん描いてくださったんですか!?自作発言などなければ基本的に載せていただいて大丈夫です! (2021年8月8日 19時) (レス) id: 2b1ed576a3 (このIDを非表示/違反報告)
秋海(プロフ) - 作品とても面白いです!!夢主ちゃんが可愛かったので描いてみたんですが、見て頂きたいので自分の作品の方で載せても良いですか…? (2021年8月8日 18時) (レス) id: 628fc0211f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます、白いカードのシルエットのことでしょうか?そうです降谷さんです、合っていますよ!! (2021年8月5日 16時) (レス) id: 2b1ed576a3 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あの、ホーム画?イメ画?のシルエットになってるイラストって、降谷さんですかね。?!((((違ったら全力逃走 (2021年8月5日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よもぎもち | 作成日時:2021年3月2日 17時

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