49.急な呼び出し ページ13
次の日。
夜の東都水族館で蘭ちゃん達と遊ぶ約束をした私は家の中でコーディネートを考えていた。
最近はバイトばっかりで全然遊ぶ暇無かったからすごく楽しみ!これはメイクも気合い入れなきゃね!
持っている服をベッドにばら撒き、組み合わせを考える。
あ、そういえば昨日安室さんから聞いたけど、銀髪の女性、キュラソーだっけ?その人が東都警察病院に送り込まれたから公安が迎えに行って確保しにいくらしい。
だからとりま一件落着っぽいけど、キュラソーさんの記憶が無いから困ってるそう。
まぁ私には関係ないけど。あ、でもコナン君はキュラソーさんにあのキーホルダー届けてくれたかな?
するとベッドの脇に置いていたスマホから通知音が鳴り響いた。
「ん、蘭ちゃんかな?……って安室さんか」
スマホを取ってロック画面を見るとメッセージの送り主は『安室さん』と書かれている。
その文字を見て顔をしかめるが一応メッセージの内容を確認する。
「まさか警察病院に……って、んん?」
送られてきたのは住所のみだった。しかも倉庫街。
想定外のメッセージに首を傾げる。
よ、よく分かんないけど、私もそこに来いって事?
もし行くとしても、そこに行ってから家に戻って着替えて……の往復で夜になりかねないんだけど。
それにこの距離だと徒歩じゃ時間かかるし……超能力使ってビル渡った方が速いなぁ。
まぁいいや、時間ないし行くか。
GPS付きのネックレスを外し、Tシャツに短パンとラフな格好に着替え、スマホだけポケットに入れると玄関へ向かった。
***
磁力を操りワイヤーアクションのように人気が少ないビル群を渡る。
空は日が落ち始めて、茜色の夕焼けが広がっていた。
「能力をちゃんと使えるの久しぶりだなぁ」
なんだか開放的な感じがして、風も当たって気持ちいい。このまま公安から逃げたいなー、なんて思っていると前方に倉庫街が見えた。
「多分ここだよね」
スマホのマップで位置情報を確認し、倉庫街の入り口に降り立った。
周りを見渡すと沢山の倉庫が一定間隔で並んでいた。
さすが倉庫街だけど、倉庫多すぎでしょ、この量だとレーダー使わないと人がどこにいるか分かんない……。
電磁波を出し、生体電気の反応を確認しながら倉庫街に入っていった。
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秋海(プロフ) - ありがとうございます…! (2021年8月8日 19時) (レス) id: 628fc0211f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - 秋海さん» ありがとうございます!!!夢主ちゃん描いてくださったんですか!?自作発言などなければ基本的に載せていただいて大丈夫です! (2021年8月8日 19時) (レス) id: 2b1ed576a3 (このIDを非表示/違反報告)
秋海(プロフ) - 作品とても面白いです!!夢主ちゃんが可愛かったので描いてみたんですが、見て頂きたいので自分の作品の方で載せても良いですか…? (2021年8月8日 18時) (レス) id: 628fc0211f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます、白いカードのシルエットのことでしょうか?そうです降谷さんです、合っていますよ!! (2021年8月5日 16時) (レス) id: 2b1ed576a3 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あの、ホーム画?イメ画?のシルエットになってるイラストって、降谷さんですかね。?!((((違ったら全力逃走 (2021年8月5日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎもち | 作成日時:2021年3月2日 17時