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『えっと、、さっき、友達が長瀬が来てたよって教えてくれたんだけど、どうかした？』
屋上に居た彼は、体調が悪い訳じゃなさそうだけど、
目も逸らされるし、いつもの明るい彼じゃない。
「先輩が…」
『へ、？』
「先輩が、悪いんです、」
『え、私？ごめん、何かした…？
最近忙しかったし、思い浮かばないんだけど…』
手をつけられていない蓋だけが開いたお弁当を起きながら、そう呟く。
やばい、嫌われたかも、、
なんて不安が過ぎるけど、あまりに会えてなくて分からない。
「それっす、」
『それ、？』
「だから、先輩が、来てくれない、から…」
『え、』
…待って、もしかして、寂しいって思ってくれた？
なんて、期待しそうになる心をグッと抑える。
「…先輩が、テスト終わってもタピオカ誘ってくれないし、お昼も帰りも。
忙しいのかもって、たまには俺からって思ったのに、先輩の隣には男の先輩がいるし。
…好き、とか言ってるし。
、、それに、なんで長瀬なんすか。いつものななせじゃないんすか。」
彼から紡ぎ出される言葉は、勘違いするには十分で。
「…先輩、俺のこと飽きちゃいました、？」
なんて聞く彼に、可愛いと思ったのも束の間。
やっと顔を上げた瞳は、心臓の音を更に加速させた。
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長瀬side
苦しい胸のせいで、
箸で掴むことすら出来ないお弁当を見つめる。
「なんで屋上来たかな、」
なんて、
逃げたくせに心の何処かで、先輩が来てくれるかも、
と期待している自分に吐き気すら催す。
ﾊﾞﾀﾝ！
なんて、突然扉の音がして、
誰か来た、と顔を上げるよりも先に、
『あ！居た！』
と聞こえた声。
会いたかったのに会いたくなくなった、先輩のもので、
なな、せ…？と不安げに聞く彼女の顔は見れなかった。
きっと俺、酷い顔してんだろうなぁ。
『どうしたの？』『何かした？』なんて、
何一つ分かってない先輩に、苛立ちすら覚えてきて、
気付いたら、自分の中のモヤモヤを全て吐き出していた。
それに"嫉妬"という名前を付けた先輩は、
からかわないで、なんて。
そんなの、俺だって。
「からかわないで下さい。」
そう言おうと思ったのに、
気付いたら吐き出していた、言わない筈の2文字に、また胸が苦しくなって、
先輩を突き放す、、いや、自分に言い聞かせる言葉を呟いて、お弁当を片付けた。
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みけけjack(プロフ) - popoさん» popoさんありがとうございます！すみません、Gですよね、！普通に確認ミスです…！直しておきます、御指摘ありがとうございます！いつもありがとうございます！頑張ります！^^ (2020年11月20日 7時) (
レス) id: 22318dcc9f (このIDを非表示/違反報告)
popo - 湧くんはFじゃなくてGじゃないでしょうか、、、？？？いつも楽しく拝見しております。頑張ってください！ (2020年11月20日 1時) (レス) id: 9a01b73468 (このIDを非表示/違反報告)
みけけjack(プロフ) - なおさん» なおさんありがとうございます！わ~そうですよね！完全に見落としてました。。ご指摘ありがとうございます、直しておきます！すみませんでした(汗) (2020年11月10日 7時) (レス) id: 22318dcc9f (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 皇輝くん赤じゃなくてマゼンタですよ〜 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8a8e7bb125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけけjack | 作成日時：2020年10月27日 22時
