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『ない…』
名前も知らない彼と、朝の小さな挨拶、、
とも言えるか分からないほどの挨拶を始めて少しした頃。
たまたま彼が同じ電車に乗ってこなくて。
まぁ、私が今日は1本早くしなきゃいけなかったからなんだけど。
しかも私は、いつもカバンに付けていた、お気に入りのキーホルダーを落としてしまった。
それに気づいたのは登校してから。
……キーホルダーを落としたことにか、彼に会えなかったからか。
その日は気分が落ち込んで、その日の授業はあまり頭に入らなかった。
『せめて、誰か同じ電車の知り合いが拾ってくれたらな、』
そんな心の中の独り言と共に浮かんだ、彼が拾ってくれたら、なんて考えは、ある訳ないと振り払った。
--
川��side
「あれ、」
今日は同じ電車に彼女が乗ってなかった。
別に珍しいことでもないし、
彼女と同じ制服を着た子ですら1人も見かけなかったから、きっと学校の行事か何かだろう。
でも、それだけで何だか憂鬱で、無意識に下を向いて電車を降りた。
すると、見覚えのあるキーホルダーが落ちてた。
……彼女が付けていたやつだ。
すぐに分かった。
彼女達の通う学校とは最寄りが同じだから、いつも同じ駅で降りる。
知っているのに知らないフリをするのは気が引けたし、何より彼女だから届けてあげたいと思った。
一応、拾っておこう。
話せるかも、そう思った。
学校でそのことをあじに話すと、
「それはチャンスだよ！帰り、待ってみたら？最寄り一緒なんだし！
なんなら、部活無いし、一緒に待ってよっか？」
と言うから、
放課後、うちの学校よりも10分だけ終わりが遅い彼女の帰りを待った。
--
『え…』
憂鬱だった授業も終わり、「先に駅行ってて！」という友達の言葉通りホームへ降りていると、そこに彼の姿。
電車を待っているのか、
お友達らしき男の子と椅子に座って談笑している。
あれ、彼の通う高校って10分早くなかったっけ、？
なんて思いながらも、話しかける勇気はなく、
バレないように彼を横目で見ていた時だった。
…彼が私の存在に気付いて、隣のお友達と何かを話した後、私の方へ歩いて来た。
ビックリして冒頭のように声を出してしまったわけだけど。
私じゃないよね。なんて、思ってたのに。
「あの、」
貴方は私に声を掛けたんだ。
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みけけjack(プロフ) - popoさん» popoさんありがとうございます！すみません、Gですよね、！普通に確認ミスです…！直しておきます、御指摘ありがとうございます！いつもありがとうございます！頑張ります！^^ (2020年11月20日 7時) (
レス) id: 22318dcc9f (このIDを非表示/違反報告)
popo - 湧くんはFじゃなくてGじゃないでしょうか、、、？？？いつも楽しく拝見しております。頑張ってください！ (2020年11月20日 1時) (レス) id: 9a01b73468 (このIDを非表示/違反報告)
みけけjack(プロフ) - なおさん» なおさんありがとうございます！わ~そうですよね！完全に見落としてました。。ご指摘ありがとうございます、直しておきます！すみませんでした(汗) (2020年11月10日 7時) (レス) id: 22318dcc9f (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 皇輝くん赤じゃなくてマゼンタですよ〜 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8a8e7bb125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけけjack | 作成日時：2020年10月27日 22時
