眼鏡ちゃんはユキオンナ。~第4章~

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side続き



ラ「ね、今日まだ仕事ある？」


○「んーん、時間的にもこれが最後かな。
私達、学生だからまだ出れないもんね〜、、」


ラ「俺も早く皆と同じ時間にも出たい！」


○「ふふ、そうだね(笑)」


ラ「じゃあ、今日もう終わりならさ、一緒に帰ろ！ホントはタピオカ行きたかったけど、時間的にやってないから…うーん、」



きっと、阿部ちゃんはAの所に来るんだと思う。

だから、阿部ちゃんにAがいつ帰るのかを報告できる状態にしようと思ったの。



○「ふふ、いつも仕事がない時は一緒に帰ってるでしょ？(笑)
…じゃあ、コンビニでアイス買って帰るとか？」


ラ「え！買う！アイス〜」


○「ふふ、可愛いね〜」



と笑うAは作り笑顔じゃなくて、疲れは見えるけど、ちゃんと笑ってくれてる。


それに安心して俺も笑ってたら、撮影開始の声が掛かった。



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阿部side




阿「大丈夫、だよな…」




ラウールが
「俺Aに笑って貰えた！今日は8時前には終わる予定だよ！アイス買って一緒に帰る！」と連絡をくれたおかげで、
撮影を7時頃に終えた俺は、そのまま彼女の家へ向かう。


勿論、皆には事情が伝えてあって、

さっき「用があるから照と家行くね」と送ったAから了承を得たから、
ラウールを送って貰う為に同じ時間に終わった照も一緒に。

だから、ラウールには時間が遅いからと、Aを送るように言ってある。




照「大丈夫だって。阿部しか出来ねぇからこの役は。
Aの事頼むな。」


阿「うん、」



少し不安になっていると、ﾁｬｲﾑがなる。



阿「おかえり！ごめん、勝手に」


○「ふふ、ただいま！大丈夫いつもの事だし！」


照「おぉ、A久しぶり。」


○「うん！ひーくん久しぶり！元気だった？」



自分が元気じゃないのに、メンバーに久しぶりに会えた事が嬉しいのか笑顔でそう問うA。

こういう人柄が彼女の良い所だけど、少し見ているのが辛い。


それは照も同じみたいで、表情は笑顔だけど、遠回しに心配の言葉。



照「元気だよ(笑)…Aは？てかちょっと痩せたんじゃね？」


○「私は元気だよ！痩せたつもりはなかったけど嬉しい(笑)」


照「お前は痩せなくていいよ(笑)…じゃあラウ送ってくわ。」


ラ「うん！帰るね、バイバイ！」


○「バイバーイ！気をつけてね！」



2人にこっそり感謝を伝えて俺も手を振る。



さぁ、どうやって伝えるかな。



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