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三村side
…耐えられない。
誘ったのは僕なのに。
なんで、四谷くんなの?
あんなに楽しそうに笑ってるし。
朝、僕と来る時は1度も笑顔を見せてくれなかったのに。
ずっと苦笑いだったのに。
…まぁ、全部話せなくなってしまった僕が悪いんだけど。
話せない自分に1番腹が立って、
皆の話が頭に入ってこなかった。
二「ミムりん、大丈夫?」
蓮「…え、?あ、うん」
六「そんなに嫌なら、二人の間に入って来たら?」
蓮「無理だよ、邪魔しちゃいけないし」
二「じゃあもう、告白しちゃえば!?」
蓮・六・一「は?」
蓮「何言ってんの?」
二「だって、二人両om…」
六「フタちゃん!」
蓮・一「???」
六「、まぁ、とにかく、今日のお話会の前に1回集まれば良くない??」
一「そうだな、1回作戦会議だ!」
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放課後、少し早めに集まって、作戦会議が始まった。
八「で?本当に告白すんのか?」
蓮「それは、、いつかはしなきゃとは思ってる。」
二「分かった!じゃあ、前みたいに着ぐるみ着ればいいんじゃない?」
六「あと、課せも作ったらいいと思う!」
四「それ良い!着ぐるみ着たこと知ってるから、分かってくれると思う!」
蓮「変に思われないかな、」
六「大丈夫だよ!Aちゃんなら優しいから!」
七「でも、課せは?何を課せにするの?」
八「確かに…既に課せを作って話せるようになったわけだし、今話せなくなったのは高橋さんだけだからな、」
二「じゃあ、もし告白出来なかったら、野郎組の誰かが高橋さんに告白する!ってのは?」
蓮「え…」
それだけは嫌だ。
もし、僕の事を幼馴染としか見てなかったとしても、
告白出来なかったメンタルで、誰かのものになるなんて絶対に耐えられない。
五「いいじゃねぇか!俺が告白する!」
一「は?何でお前なんだよ!」
五「俺が1番好かれてるからだよ!」
一「いーや、それはねぇから!」
蓮「…分かったよ!僕言うから。だから、告白なんて絶対しないで」
僕は必死で頭を下げた。
四「…三村くんならそう言うと思った」
六「応援してるよ!」
一「お前ならいけるって!」
八「頑張れよ」
「「頑張れ!」」
蓮「ありがとう、!」
一「そうとなったら、いつ言うかだよなぁ」
五「そりゃあ今日だろ」
四「え、早くない?」
蓮「いや、今日でいい。お話会の後に言うよ」
六「いいの!?」
こうして、今日言う事に決まった。
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作者名:ぴゅかぴゅう | 作成日時:2020年5月10日 15時