. ページ3
.
葵side
葵「何があったの？」
そう聞くと、素直に朝の出来事を話してくれるA。
ずっと一緒にいるから、表情だけで何かあったとかすぐに分かる。
というか、本人は気づいてないみたいだけど、かなり顔に出やすい笑
物凄くピュアで、一途で真っ直ぐな子。
絶対に嘘をつけないし、すぐ真っ赤になるし。
もうね、本当に可愛い。
私が男ならとっくに彼女にしてるよ笑
…あ、でも難しいかな、？
○「〜ってことがあってね。。もうやだよ、幼馴染やめたい、、」
葵「あぁもう、はいはい。幼馴染じゃなきゃ、三村くんは女子と話せないんでしょ？チャンスじゃん」
○「だからぁ、そう思ったよ私だって。でも、朝ごはん食べてる時に言われたの。
"ねぇ、Aみたいに女子と話せる方法、無いかな？"って。私にそんな質問しないでよ、、」
まじで三村く…いや、三村に言ってやりたい。
あんたの幼馴染はこんなにも可愛く一途に、辛い思いしてんだぞって。
早く楽にしてやれって。
葵「本当に三村は、、何やってんだか。(小声)
…で？Aの方はどうなの。順調？話せるようになった？」
○「っと、それがまだ…」
葵「だよねぇ、難しいよね。"男子と話せない病"だもん、、
野郎組みたいに女子と話せなくなるやつより重度らしいしね」
そう。
Aは 男子と話せない病 を発症しているの。
Aが言ってたんだけど、
三村がいる野郎組では 女子と話せない病 を発症してる奴らがいるみたいで、三村もその1人らしい。
ただ、Aの場合、顔すら合わせるのも一苦労で、たぶん女子と話せない病よりも重症。
本当に、
こんなにも美人で可愛くて、おまけにすっごく性格が良いから、Aがモテないわけもなくて。
色んなとこにラブレターが入ってたり、男子から話しかけられることもしょっちゅうなんだけど、
話すどころか目も合わせられないから、返事すらままならなくて、
通訳かのように私が隣から代わりに返事をしていたら、
私が居る所でしか話しかけてこなくなった。
○「もう、本当に蓮くんと居たくない、、」
葵「そんなこと言っても離れられないんでしょ？
三村は、、あ、いや三村くんはちゃんと理由があって来てるんだから。気にしないの！頑張ろ？
キーンコーン…
あ、チャイムなったよ？席着きな〜」
○「ぅん、、」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴゅかぴゅう | 作成日時：2020年5月10日 15時
