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prologue。 ページ1

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2年F組15番、高橋A。




私には産まれた時からずっと一緒の幼馴染が居ます。





それは、



「Aー?課題終わった?まぁ、どうせやってないんでしょうけど笑」


なんて。



こんな風に、

毎日のように隣に住む私の家に来ては、

課題が終わったかとか、今日の夕飯は?とか。



特に用もないことを聞いてくるくせに

自分は私の返事が分かってて、

「どうせ」なんて、ちょっと上から物を言って、図星な私を笑ってる、
メガネが似合う少し可愛い顔をした男の子。




同い年、同じ学校の隣のクラス、

2年G組、通称"野郎組"の三村蓮くんです。






…彼は私以外の女の子とは話せないみたいです。



…そして、私も彼以外の男の子とは話せません。

というか、私は彼ですら、上手く話す方法が分からないのです。







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作者名:ぴゅかぴゅう | 作成日時:2020年5月10日 15時

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