【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ10)

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Game 9 ページ10

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「え？修学旅行？」

前原「そうそう、そんで班を決めるわけよ」

磯貝「詳しいことは烏間先生から説明があるんじゃないかな」

「ふぅん…」

放課後

道も分かんないので、唯一話しやすい前原君と帰ってます
ついでに磯貝君も。
どうやら2人は幼馴染らしいです

前原「……の前に」

磯貝「ああ、テストだな…」

テスト？

「I beg your pardon?」

磯貝「中間テストがもうすぐあるんだよ」

嘘だろ……編入試験受けてボロボロだったのに…
ついでにその時の心の傷、まだ癒えてないのに……

「…………」

前原「そういやお前んとこ、テストってどんな感じだったんだ？」

「ん？えっと…ここみたいに進学校ってわけじゃないからなぁ……って言っても一応補習とかはあったけどねぇ…」

磯貝「へぇ…そういえばさ、柳本さんの得意科目って何？」

「一応英語だよ、苦手科目は現代国語」

前原「へぇ…あ、俺こっちだから」

磯貝「おう、また明日」

「ばいばーい」

前原君は駅に着いてそのまま通りの方に向かって行った
…あれ？磯貝君もこっちなんじゃ…

磯貝「…？ああ、あいつ今日は他校の子とデートなんだとさ」

「…………」←

ほんと女たらしクソ野郎だな…

磯貝「柳本さんはどこまで？」

「えっ？私は一応稲妻町まで…」

磯貝「そうか、送ってくよ」

……え？

「え、いやっ、そんなの悪いって…！」

磯貝「良いって、それに俺、柳本さんのこと知りたいしさ…ダメか？」

彼の頬がほんのり紅く染まっているのは夕日のせいでしょうか

「わ、分かった…」

「送ってくれてありがとうね」

磯貝「どういたしまして、じゃあまた明日」

「うん、明日ね」

小さく手を振り磯貝君を見送る

振り返るとそこには初恋の相手

一日ぶりかな…

霧野「……あの、Aさん」

「…少し河川敷で話そうか」

霧野「…！はいっ！」