【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ4)

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Game 4 ページ4

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音無「き、霧野君…！？」

霧野「………」

予想に反して早くも気づかれてしまった

しかも好きな人に…

いや、少し語弊があるのかな…

何にせよ、少々マズい…

ｸﾞｲｯ

「…！」

霧野「先生、少し先輩をお借りします」

音無「えっ…霧野君！？」

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連れてこられたのはサッカー棟の後ろ、いわゆる死角のとこ

そのまま有無を言わせず私を木に押し付けた

背中が少し痛む

霧野「……んで…」

「…？」

霧野「何でいきなり転校なんか…」

そう言った彼の目尻には少し涙が溜まっていた

霧野「やっと想いが伝わるんじやないかって…、、、思ってたのに…」

「霧野君…？」

霧野「…この際なので言わせていただきます、俺は…Aさんのことが好きです、中1の頃からずっと」

そう言う彼の瞳からは真剣さが伝わった

でも……

「私はね、前の君たちの方が好きだった」

霧野「…えっ……？」

「何にも囚われない、楽しそうにサッカーをしてるみんなが好きで…それを見るのが楽しみだった。君だって同じだよ霧野君、私も….君のこと、大好きだよ、霧野君と同じ意味で」

霧野「………」

「でも、神童君には少し話したんだけど、今のみんなは好きじゃない。だって、私の知らないみんななんだもの。そういう様子見てたら、なんか怖くなっちゃった…」

霧野「…怖い、ですか……？」

「うん、私の好きなみんなじゃないしね…。私の理想はね、フィフスセクターの脅迫にも負けないような強い心の人。でも今の霧野君は私の好きな霧野君じゃない。だから…「なら」…」

彼は私の目を見て、はっきりと言った

霧野「いつかAさんが雷門に戻ってきた時、そのときは…きっと、もう一度惚れ直させてやります」

…！！

「随分強気だね」

霧野「当り前です、俺だって先輩のこと好きなんですから」

ふと目線をあげると視線が絡まった

そのまま霧野君にキスされたが不思議と抵抗は無かった

顔を離し覗き込むと、耳まで真っ赤な彼が映った

霧野「中学中に戻って来なくても、俺が迎えに行きます」

「楽しみにしてるよ、霧野君」

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そのまま私は帰路を辿った

さようなら、雷門

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