【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ28)

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Game 27 ページ28

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サッカーボール……は無い

代わりになりそうなのは……ちょっと大きい石くらいだ

失敗したら危険だけど、それよりもみんなが危ない

……仕方ない

石を足元に置き、必殺技の態勢を取る

磯貝「……！！柳本さん！！」

前原「ばっ……あいつ！！」

「ソニックショッ「きゃああああああ！！！」」

突如聞こえた叫び声

思わず振り向くと、矢田さん達の足元に椚ヶ丘の制服を着た何かが蠢いていた。匍匐前進してるようにも見える。何故か制服が濡れてるけど

蛇とは目を合わさない方が良いと聞いたことがあるけれど、まさにそうみたいだ。匍匐前進してるような何かと目が合ったのだろう、蛇達は標的をそれに移した

暗くてよく見えないけど、ちらっと坊主頭が目に入った
……もしかして

矢田「岡島くん……！？」

不破「えっ……本当だ！」

何ということか

蛇達は敵だと思い込んだのか、一斉に岡島くんに絡み付いた

彼には申し訳ないが、岡島くんが請け負ってくれたおかげで無事に済んだ。……ありがとう岡島くん、来世で会おう………

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あくまで赤の他人として

前原「岡島を殺すな！」

「何でバレるの？」

三村「柳本が分かりやすいんだって」

磯貝「心の声が表情から滲み出てるって言うんだよな多分。声に出てるわけじゃないんだけどさ」

ふむ……私もまだまだのようだ

カルマくんに聞こう聞こうと思って聞けてなかったし、早いうちに動いた方が良いかもしれない

前原「あとお前！」

ﾋﾞｼｨ！と音がつきそうな勢いで私を指差してきた

「……？」

前原「勝手な行動するな！何考えてるんだ！」

「え、いや、蛇を撃退するにはあれしか……」

前原「それが危ないって言ってんだ！！怪我でもしたらどうするんだよ！！」

磯貝「それは俺も同意見かな。気持ちは嬉しかったけど、それで柳本さんが危ない目に遭ったら元も子もないだろ？」

倉橋「動こうとしたのは格好良かったけど、それでAちゃんが傷付いちゃうのは嫌だなあ……」

多分、だけど、

心配してくれてるのだろうか

去年も似たようなことを霧野くんに言われた気がする

「……ごめん」

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