【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ26)

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Game 25 ページ26

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放課後

いつも思うけど、中学生にこの山道を登り下りさせるってかなり鬼畜な気がする
雨の日とかどうするんだろう

今日は椚ヶ丘に来て初めてかもしれない、女の子達と下校

相手は倉橋さんと矢田さん

倉橋「ずっとマネージャーやってたんだね〜」

「うん、そうだよ」

矢田「あれ、でも初日の体育でボール使ってたよね？私てっきり選手側かと思ってた」

「ああ、1年の頃からマネージャーの仕事の合間に同学年の人たちの練習付き合ってたからね。それで覚えたって感じかな」

倉橋「すご〜い！」

矢田「ねー！」

なんか、こう、なんで言えば良いのか

ここ最近は心を抉られることばかりだったからか、こう真っ直ぐな目で褒められるのがとても嬉しい

「……ありがとう」

倉橋「！！Aちゃんの笑顔かわいい〜！！」

「……へ」

矢田「うんうん、笑ってた方が良いよ〜！」

「え、あの」

何だろう、話が変な方向に行ってる気がする

今さっきまでサッカー部の話してたのに……何故？

矢田「あ、ビッチ先生に聞くのも良いかもしれない！」

「何を？」

倉橋「Aちゃん改造計画だよ〜！」

「いや、そこまでしてもらわなくても……」

矢田「笑顔をどうやって引き出すかだよね」

倉橋「恋バナ！恋バナしようよ！好きな人のことを考えたら笑顔になるって！」

「私の声は届いてる？」

また心を抉られる予感しかしない

連日ここまで抉られると、流石の私も色々崩壊しそうだ
折角ポーカーフェイスを手に入れようと意気込んだのに

あ、カルマくんに聞くの忘れてた……明日でいいか

前原「何の話だー？」

磯貝「珍しい組み合わせだな」

後ろから声をかけて来たのは、前原くんと磯貝くん

……磯貝くん？

「……別に、大したことじゃ」

倉橋「今ね、Aちゃんがどうやったら笑顔になるか考えてたんだ〜」

矢田「で、好きな人のこと考えたら笑顔になるんじゃないかって話になったところ」

磯貝「……！」

前原「え、柳本好きな人居んの！？マジで！？誰」

ﾄﾞｽｯ

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「……口は慎みな」

前原「すみません……」

女子だけならともかく、こいつは厄介だから黙らせておく以外ないだろう

……すべてを知ってる磯貝くんは、恐らく口を滑らすことはまず無いと考えて良いか

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