【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ24)

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Game 23 ページ24

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「それにしても本当に美味しい」

松風「お店みたいです！」

三国「そこまで褒められるとちょっと照れ臭いな」

デジャヴもなんとか交わし、目の前のご飯をいただく

家族以外が作ったご飯を食べるのはいつぶりか

……いや、今日調理実習したんだった
殺せんせー凄いよなあ

あれは他人の料理になる……よね？

談笑もそこそこに、楽しく食事をしていると、ダイニング側のドアが開いた

その犯人はスーツを着た女性で……誰かに似てる？

？「ただいま太一、こちらはお友だち？」

三国「母さん！」

なるほど、三国のお母さま。道理で見たことあると思った、まさにデジャヴ
さすが親子といったところか、目元がそっくり

元とは言え同級生、ちゃんと挨拶はすべきだろう

「はじめまして、椚ヶ丘中3年の柳本Aと言います。この間まで雷門サッカー部のマネージャーしてました」

松風「おっ、俺、サッカー部1年の松風天馬です！！！」

三国母「はじめまして、いつも太一がお世話になっています。サッカー部のお友だちが来るなんて珍しいわ〜」

三国「ちょっと母さん！」

三国母「この子ったら、中学に上がってから急に試合見に来るなって言うようになって」

「「……！！」」

松風くんもどうやら察したらしい

1年のとき……もう2年前か。あのときは見ていられなかった

一歩も動かず、ただ時間が過ぎるのを待つだけの試合もあった。こないだの栄都戦の彼らのような

確かにあれは親には見せたくないものかもしれない。私だって同じだ

特に三国は母子家庭だし、余計にそうなるだろう

三国母「小学校の頃は毎回試合来てって言ってきたのにね、母さんは勝利の女神だからって」

三国「母さん……！」

「ほぉ……中々可愛い時代もあったんだな」

三国「柳本まで……！はあ、母さんの分も暖めるから座ってて」

そっか、小学校の頃からサッカーやってたのか。初耳だ

2年以上一緒にいるが、案外知らないところもあるもんだ。それは車田や天城、南沢も同じか。

今のE組の人たちのことも急にとは言わないけど、

一度も話してない人もいるわけだし、ちょっとずつでも話せるようになれたら良いなと思う

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