【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ22)

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Game 21 ページ22

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三国家にて

今は主が夕飯の支度をしてくれてる

その間、私は目の前で汗をダラダラかいてる1年生に問う

「別に何かするわけでもないからさ、何でその思考に至ったのかだけ教えてくれない？」

松風「……あの、これは一体……」

三国「諦めろ松風、こいつは一度気になることは納得するまで問い詰めるタイプなんだよ」

松風「え！どう考えても違いますよね！？タイプとかそういう問題じゃないですよね！？」

うん、それについては松風くんの言う通り

「まあ茶番はこれくらいにして、本当にどうしてそう思ったの？」

おふざけをやめ、改めて向き直る

すると三国が夕飯までのつなぎとしてか、お茶を出してくれた

緑茶か、あったかいなぁ

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松風「え、サッカー棟の後ろでキスしてましたよね？」

三国「柳本！お茶こぼれてるぞ！」

「おっと……」

思いがけない言葉に動揺していたらしい

この程度で動揺していては椚ヶ丘でやっていけないな

とにかく事実を話そう、と布巾でスカートを拭きながら彼を見据える

「……松風くん」

松風「はい！」

うん、良い返事

「見たこと全部忘れな」

三国「最早脅しだぞ、ほら出来たから食え」

「「おおーっ！！」」

天城や車田の話でしか聞いたことなかったけど、本当に美味しそうだ

「「いただきます！」」

どれから食べようか

ポトフ？チャーハン？それともポテトサラダ？

何にせよ、これが中学3年生の力か……

同い年とはいえ、本当にすごい

家事力って言うのかな、スキルが高すぎる

今のクラスだと、原さんだっけ

彼女のお弁当もすごく綺麗な記憶がある

彼女も恐らく家事スキルがカンストしてるに違いない

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