【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ15)

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Game 14 ページ15

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殺せ「では第17問、『破戒』などの代表作が挙げられる、自然主義文学の中心となった小説家は？」

赤羽「島崎藤村」

殺せ「お見事ですカルマくん！では柳本さん、17個目の恋バナ、暴露しちゃってください！」

「…………」

もうボロ負けだ

一瞬でもフェアだなんて思った自分を殴りたい
カルマくんが強いのか、それとも椚ヶ丘をカリキュラムがすごいのか……恐らく両方かもだけど

「……もう無いです」

赤羽「えぇ～そんなこと言ってさァ、ほんとはまだあるんじゃないの～？」

殺せ「大丈夫ですよ柳本さん、今まで暴露したこと含めこのことはE組の人たちにも言いません」

「いや本当に無いんですって……」

殺せ「仕方ないですねぇ、これまでの柳本さんの恋愛歴をまとめますか」

殺せんせーはそう言うと、私がこの10分ちょいの間に暴露させられた話を黒板に書き始めた

その中には昨日のことも含まれている

しかし、こうして客観的に自分の恋愛を見てみると……

殺せ「実に一途ですね！素晴らしい！」

赤羽「去年サッカー部に入部してきた後輩が初恋、きっかけは図書室の高いところにあった本を取ってくれたこと……いやあ、ベタだね～」

身長が見事に低い私。
台も不遇にも使われててしまい、どうしようか考えていたところ、霧野くんがスッと取ってくれたのだ

正確にはそのあとの言葉が大きいんだけど

「言わないで、恥ずかしい」

赤羽「誕生日にはプレゼントを貰い、その付属のリボンが髪飾りにもなってる……これで何で付き合ってないわけ？」

「うっ……だって、言葉とか無かったし、伝えるのも、その、怖かったし……」

赤羽「告白ってこと？なんかビッチ先生も言ってたけど、技は攻め向きなのに奥手だよね～」

「うっ……」

ひどい言われようだ

殺せ「誕生日とかサッカー部の大会を経て時は経ち！柳本さんの転校が決まります！サッカー部員の誰にも言わず転校するつもりだった柳本さん！しかーし、先生に話していたところを不運なことにお相手に聞かれてしまう！そこで彼は柳本さんを連れ出し人気の無い場所で告白するも振られてしまう！そして柳本さんから『好きだった』と過去形の告白！」

赤羽「か～ら～の～」

「「キス！！」」

ガタッ

ん？今廊下で物音がしたような……

殺せ「…………」

赤羽「……盗み聞きは良くないと思うな～自分の教室なんだし入ってきたら？」

んん？自分の教室？

ってことは…………