【暗殺教室】小さき過去を弾に込めようか。【イナGO】 (ページ2)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:17,388 hit

Game 2 ページ2

んーなんか違う

空野「どうしたんですか？」

「んー？いや、いつものみんなっぽくないなーって…」

南沢に至ってはサボろうとしてるし…

神童君は今にも泣きそうだし…

「うにゃあああああああああ！！！」

「「「！？」」」

「あ、すんません。何でもないです」

音無先生が怖い！

真顔でこっち見てくるし！！

でも気持ちは分からなくもない、特に南沢達のは。

彼らのことはふつうに大好き

今のみんなの考えてることくらい分かる

でも大好きだからこそ、信じてるからこそ

従おうとしている今のみんなは好きになれないんだ。

.

試合当日

「3対0で栄都学園の勝ち…」

またかよもういーじゃんか。

私だって辛いんだよ

みんなが下向いてサッカーしてるのは。

何かこう…いないかなー

フィフスセクターなんか潰してやるぜ！的な正義感の強い人…

あ、神童君が相手のキャプテンになんか言われてやがる！

神童「……っ…」

泣きそう！神童君泣きそうだよ！！

しょうがない…キャプテンがこれじゃあ1年生も楽しめないだろうし…

「おーい！神童くーん！」

神童「Aさん…？」

こっちこっちと手招きをすると、彼はすぐ来てくれた
流石キャプテン！！

神童「あの…何か？」

「迷ってるの？」

神童「！！！」

図星か…

フィフスセクターに従うか否か…
確かに彼からすれば重い課題だよね…

「私はマネージャーだからみんなのやり方に文句は言わないけど…でも大事なのはそれでみんなが楽しいかどうかだよ？1年生もいるんだしね」

神童「…Aさん」

でも、と私は続ける

「確かに文句は言わないけど、フィフスセクターに従おうとしている今のみんなは嫌いかな…」

神童「…！」

「それだけだよ。あとは神童君次第、がんばって」

さて、何か手掛かりがつかまればなー…

.

霧野「…なんであんなに親密なわけ？」

神童「いや…よく分からないけど…」

霧野「言っとくけど俺の初恋なんだからな！」

神童「はいはい…」