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※十話 ページ13

後ろから覆い被さられ結乃は身動きが取れなくなっていた



狗『それは、ダメ。戻、せ』



耳元で呪言を使われビリビリと体に狗巻の声が通り結乃は木箱を元あった場所に戻した
あの木箱には何が入っていたのか聞こうと思ったが、あの狗巻が呪言を使うくらいだと考え何も聞かなかった


皆部屋をくまなく創作したがエ 口本のエの字も見つからなかった


パ「けっ、面白くねぇの!それでもお前健全な男子高校生か?」


狗「おかか、こんぶ?!(健全な男子高校生ですけど?!)」


乙「まぁまぁ、喧嘩はそのくらいにして次に行こうよ」


乙骨がそういいみんなで女子の寮へと向かう




結乃は先程の狗巻との出来事に自身の頬がほんのり赤く色づいているのに気づかなかった

(それにしても、さっきの狗巻くんどうしてあんなに……。それになんで私に触れても……)


そんなことを考える結乃を狗巻は後ろから眺めていた





狗巻side

危なかった…………切実にそう思った

結乃が手にしていたあの木箱の中には自分にとってとても大切なものが入っていた

実は昔、狗巻は結乃と会ったことがあった
悟から送られてきた写真を見た時は気づかなかったが、彼女の名前を聞いてすぐに思い出した

自分が6つにも満たない頃、己の父に連れられてとある村を訪れた時だった

大人の話し合いは退屈で自分は特にすることもないから近くの山に遊びに出ていた
なぜ山なのかは護衛を振り切るためだった

撒いたと思った次の瞬間後ろから声をかけられた


「あなた村の子?」


自分は首を横に振る


「早く立ち去った方がいいわ、呪われちゃうから」


少女は自分とあまり変わらない歳であるのにとても大人びた喋り方で自分にそう促した

自分が困ったような不思議だとでも言うような顔をして首を傾げていると

「私には忌血っていう血が流れているの」

それを皮切りに少女は自分の血自体が忌血と言う名称で知られこの血は人々を不幸にし、呪うという

だが自分は呪いを払う手段を持っていると強気に少女に歩み寄った

自分が近ずくほど後ろに下がる少女が気に入らなくて今度はバッと一気に距離を詰め、少女の細い腕を掴んだ

その瞬間自分の手が焼けるような痛みが走った
そしてその少女に触れた手からジュワジュワと音がして痛みにもがいた


少女が自分に駆け寄り懐から取り出した短刀で腕を切り流れ出た血を自分に飲ませた

※十一話→←※九話



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設定タグ:呪術廻戦 , 狗巻棘   
作品ジャンル:恋愛
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レナ(プロフ) - 本誌で狗巻くんがしんどくなったので主は死にました探さないでください (2022年1月13日 13時) (レス) id: 2ea5efc9f9 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 主は狗巻くんの腕がなくなって悲しすぎたのでしばらくTwitterに逃げようと思います。短編をTwitterにて上げているのでよろしければご覧ください (2021年2月6日 23時) (レス) id: 2ea5efc9f9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ - 続きはやく読みたいです(^o^)(^o^) めちゃくちゃ面白いです\(^o^)/ (2021年1月28日 16時) (レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 最初の方で特級呪術師って言ってるのに後の方で特級呪術師って気付いてない設定になってましたよ! (2021年1月19日 9時) (レス) id: a800c4b853 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 勿忘草さん» ハザマさんは三輪ちゃんくらいしかないですからねwwだいたいピトーやコルトピと同程度と思っていただければ(´>∀<`)ゝ))エヘヘ (2021年1月2日 16時) (レス) id: 2ea5efc9f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2020年12月15日 23時

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