私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*2部【名探偵コナン/トリップ】

48話 ページ7

「とりあえずもやしが食べたい」

「Aさんもやし好きですね」

スーパーでカートを押しながら例の30円もやしを手に取り言うと安室さんが軽く笑った

「もやしと白米と調味料があれば多分生きていけます」

「真っ白じゃないですか、せめて緑黄色野菜と肉や魚、卵も食べてください」

「それ"せめて"って言いませんよ」

ほぼ全部やで…

_______________

何やかんや言いながらもやしを買ってくれた安室さんは天使だと思う、私のエンジェル〜〜〜^^♡

「何にやにやしてるんですか」

後ろのシートに荷物を乗せてから隣の運転席に座る安室さんはエンジンをかけるとちらりと私を見て怪訝な顔をした

何その顔……

興奮する……(ドエムではない)

「安室さんは"エンジェル"だな、と」

「…ホー」

貴殿もフクロウ族だったか

「…エンジェル、ですか…」

「あ！ベルモットさんをパクったとかじゃないですよ！」

「！！

…Aさん、もしかして…組織の方も調べたりしたんですか！」

「」


やっべ、やらかした

これは本当にやらかしてしまった…
タイトル回収をするが、この状況はまさに
" 私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい"(メタ)

「あああのいや、えと…バーボンだっていうことしか」

「……あなたのその情報収集能力、他に活かせませんか」

凄い今までで最高に深い溜息を吐き安室さんはハンドルに顔を凭れさせた

「も、申し訳ない…｣

「…はぁ、知ってしまっているなら仕方ないです…いいですか、必ず僕の監視下にいてください」

「ｳｨ､ｳｨｯｽ…」

安室さんは顔を上げるとシートベルトを確認した後前を向き車を発進させた

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