私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*2部【名探偵コナン/トリップ】

85話 ページ44

出来上がったと思われるソースを見たあと、火を止めて安室さんに声をかける

「……安室さん、少し手をお貸し願いますか、ほんと秒でいいんで」

「？どうぞ」

不思議そうに差し出された右手を両手で包み込んで一息吐く

「ﾌｧ〜〜〜…………」

私は安室くんのケツも好きだが手も好きなんだ！！！いや全部好きだけどね

やべえ〜年相応のおててしてる……体温がある……(当たり前)


私がほんわかしてる中、当人の安室さんはドン引きしてるとかそんなこと知らない知らない

いつもの事だし(開き直り)

あ〜〜可愛い…安室くんの全てが可愛い…結婚してえ…

もう口癖のようになってしまったそれを思いながら、ありがとうございますと手を離すと困ったように眉を下げて微笑んだ

とりあえず微笑む安室くん可愛い

多分降谷零の時だと凄い怪訝な顔されるんだろうなあ…(遠い目)

そんな君にも興奮するけど(気持ち悪い)

降谷零くんっていう響きが興奮する(気持ち悪い)

「さてさて降谷くん…安室さん、ソース出来たみたいです。麺の方はどうですか？」

「……こっちももう大丈夫かと、後ろの食器棚から大皿取ってくれますか？」

間違えて思いっきり降谷くんって言っちゃったけどあたふたする暇もなかったのでそのまま話を進めると安室さんは鍋を見ながらそう言った

真顔なのがちょっと気になるね！(震え声)


わかりましたと返事をして大皿を探すと一番上の奥の方に入っているようでギリギリ届かない

…腕伸びないかな(伸びない)

私が奮闘していると後ろから小さく笑い声が零れた

「ふふ、意地悪しました。すいません

取りますね」

安室さんはそう言い私の後ろから腕を伸ばし皿をとった

…………少女漫画かな？(混乱)

こういうシーンよくあるよね、後ろから覆いかぶさるやつ

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