検索窓
今日:47 hit、昨日:155 hit、合計:948,584 hit

81話 ページ40

「で?なんで呼び止めたんだよ…」

「私暇、そこに君が現れた、ナイスタイミング」

「暇潰し相手になれって?」

「それ」

つっても何もすることねーぞ、なんて言いながら近付いてきた黒羽快斗の腕を掴み、掴まえたと笑ったら苦笑された、何でやねん

「ていうか何してんだ?人待ってるっぽいけど」

「ほうほう、なんでそう思ったの?」

「いやお姉さんが座ってるの助手席だしな、運転手待ってるってとこだろ?」

「うん、そうそう〜出掛けてから30分経ってるかな」

「そこまで経ってねえじゃん…」

ジト目で"大人しく待ってろよ"なんて可愛げのない事を言い出す黒羽快斗は私の手から逃げ出そうと腕を強く振り払う
が、ほら、私ってゴリラハンドに掴まれても生き延びてるくらいだから力は強いほうなんだよ

握力測定では両方18だったけど!あれれ〜おかしいぞ〜???


「ぜんっぜん離れねえ…しつけえな…」

「しつこいとは失礼な」

しつこい奴はモテないとか言う可愛げのない黒羽快斗

うーーーん可愛くない!!!!!!

お前まじでブロッコリーにしてやるぞ(?)

「とりあえずお姉さんに付き合ってよー、運転手さんが帰ってくる迄でいいからー」

「いやそれ最後までじゃ…」

「しりとりしよう、り…りす!」

「 スリランカ民主社会主義共和国」

「なんて?」

真面目になんて言ったのか分からず首を傾げると

黒羽快斗は鼻で笑ってからゆっくりと復唱した

…腹立つ!!!!!!

「く、車」

「 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」

「ねえ国攻めやめない??」

あとそれ最終的にどこの国なの

そう言うと黒羽快斗はまた生意気な顔をして車の窓の横に凭れた

「俺が勝ったらお姉さんの事色々教えてもらうからな」

「じゃあ私が勝ったら今後怪盗キッドの衣装の色ショッキングピンクね」


存在こそ無いが2人の間で確かに試合開始のゴングが鳴り響いた

82話→←80話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (460 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
905人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆーり - 本当に面白いです!!笑笑安室さんとの会話がコントみたいで面白いです!めっちゃ応援しています!!これからも頑張って下さい!! (2019年7月2日 21時) (レス) id: 90f7c4fbb7 (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使のウオタミ(?) - バタ子さんは笑えました。(真顔)てっきり、ア●パ●マ●かと…← (2019年3月21日 0時) (レス) id: 5bc91f0494 (このIDを非表示/違反報告)
あざか(プロフ) - 初コメ失礼します!しりとりすごいなって思いました!笑 (2018年6月16日 2時) (レス) id: b72f39f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
狗子(プロフ) - 塩キャラメル。さん» こちらの生産するジンニキは天然属性となっております!!可愛いネ!!!多分全く情報出てこないし何ならアンパンマソの方が出てきてンンンってなってそうです (2018年5月30日 18時) (レス) id: c580dfd71e (このIDを非表示/違反報告)
狗子(プロフ) - 林檎さん» バタ子で腹筋が死ぬ人続出してますね(ニヤケ)腹筋のいい運動になったでしょうか?(なんだその返しは) (2018年5月30日 18時) (レス) id: c580dfd71e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狗子 | 作成日時:2018年3月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。