私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*2部【名探偵コナン/トリップ】

61話 ページ20

【速報】【悲報】安室さんがいない


只今朝8時半、室内に安室透不在也________


…あ、安室さん…ど、どこ行ったの…

寝室も風呂場もトイレもクローゼットの中も冷蔵庫の中もソファの下も確認したがいない


"必ず傍にいろ"と言い出した奴が目が覚めるといないとはどういうことだ！！！！！もう！！！！！なんなんだ！！！！！


…とりあえずお腹すいたな、なんか食べよ

安室さんならどうせあれでしょ、組織に呼び出されてんだろ(適当)


冷蔵庫からパックの牛乳を取り出してコップに注ぎ、食パンをトースターにぶち込んで温め始める

安室さんいなくても生活できるっちゃできるからな私！！！！ほら！！！前言っただろ！！！料理得意って！！！！！

…誰に言ってんだ私は

脳が大変混乱している事を理解した私はとりあえず牛乳の入ったコップを持ち食事をするテーブル周辺にある椅子に座ると牛乳を1口含んだ

飲み込み、コップを置いた時ふと手元に紙が一枚置かれている事に気が付いた

「…なんやこれ」

手に取り見てみるとどうやら安室さんの書き置きらしかった

…なんで気付かなかったんだ…







"おはようございます
組織から呼び出されたので出掛けてきます。
朝食は冷蔵庫一番上の棚にありますので食べてください。
部屋のものを触ったり無駄な掃除洗濯はしないように。
することがなく出掛けそうなので先に言っておきますが行っていい場所はコナンくんやあの男の監視があるところ、またはポアロのみ
陽が落ちるまでには帰ります"









…私の事短期間で理解しすぎじゃない？？？

なんで思考と行動がわかるの？？こわい

あと何だかんだ沖矢さんの事信用してるの可愛いねぺろぺろ(気持ち悪い)

てかやっぱり安室さん組織に呼び出されてた

…今日暇だな、どうしよ

……コナンくんに構ってもらいに行こう！！！！！


頭の中で予定を立てながらよしよし、と頷くとトースターがチンと鳴った

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