糸目で高身長な彼 ページ5
昨日のことなど脳の片隅にしか残さず、俺は憂鬱な月曜日のことばかり考えていた
なぜなら学校に行かなければならないからだ
あいにく俺が魔女だということは世間にはバレていない
親と祖父母、病院の信頼出来る先生だけが知っている
まあ、Kも加わった訳だが
俺はコンビニでメロンパンを買い食べながらスマホでネットニュースを見る
A「また、事件か、、、、
米花町ってホント事件多いよな、、」
メロンパンをかじりながら次々とニュースを目で読み上げていった
ドンッ
A「わっ、、、」
??「おっと、、、」
A「すみません。俺がよそ見してました」
??「いえ、、、ですが、ながらスマホは危険なので気をつけてくださいね」
スマホの画面からぶつかった相手の顔へと目線を移動させると眼鏡をかけた糸目な彼が俺を見下ろしていた
彼が案外身長が高いことに今気がついた
A「あー、ネットニュース見ながら登校するのが日課でして、、、これからは周りをよく見ますね。それじゃ、、」
糸目な彼「ふむ、、、。ところでこんな時間に登校するんですか?まだ登校するには時間が早い」
彼は顎を触りながら俺に問いかけたが、あなたには関係ないだろと思い、「学校で自習するです。テストあるんで」となるべく人が良さそうに返した
糸目な彼「おや、その制服、、、蘭さんと同じ高校ですか」
A「蘭?あー、毛利蘭ちゃんか、、、
同じクラスの子だけど知り合いなんですか?」
沖矢「ええ、まあ、、ところで自己紹介が遅れましたね。私は沖矢昴です。」
何だこの人あって数分で他人に名を明かすのか?
まあ、蘭ちゃんの知り合いなら悪い人は居ないのでは?
と、思い俺も自己紹介をした
A「羽瀬川Aです。蘭ちゃんとは同じクラスです。」
沖矢「もし宜しければ連絡先も、」
A「あ、そろそろ失礼しますね。友達と待ち合わせしてるので」
さすがに先程の彼の発言には引き、嘘をついてその場を離れた
蘭ちゃんの知り合いなら(多分)悪い人はいないはずではあるが、何かあったら怖い
現に昨日窓ガラスを割られ不法侵入をされた
大家さんが別の部屋用意してくれたがショックはある
学校の校門に着くがやはり時間が早いため生徒が歩いている姿はまったく見当たらなかった
そして俺は忘れかけていたメロンパンをかじり教室へと向かった
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作者名:乾狩 | 作成日時:2022年5月5日 10時