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金の出処 ページ2

夕食中、私は聞いてしまった



どこで金を手に入れているのか


最初、母は誑かしたが問い詰めると箸を置き、私を真っ直ぐに見た



母「お母さんね、、、体売ってるの」




やっぱりな


頭の悪いお母さんだからそうだろうと思った



A「いくら稼げんの?」
母「え?」
A「大事な体売ってるならそこそこ貰ってるんでしょ?」


母「うんと、、50万くらい、、、」
A「、、、は?全然足んないじゃん
あといくら残ってるの?」
母「3000万、、、、」

A「は、、はは、、、、本当バカだねっ、、
頭悪いんじゃないの?朝はスーパーのパート、夜は風 俗嬢?(笑」


母は私を17の時に産んだ
今の私と同じ年齢の時に子供を作った

私の父と


父は母より15歳も年上だった




父はカタギではなかった
背中に墨が入っていた




あるギャンブルにハマりそのギャンブル場を仕切る組に多額の借金を残し失踪し、山に顔がグチャチャにされた状態で半分焼かれていた




A「あんたも!お父さんも!バカすぎんだよ!」

私は机の上の食事をひっくりかえした


今日の夕飯は私の好物、お母さん特製生姜焼きだった


母「きゃぁっ!」
A「ムカつくんだよ、、、毎日ニコニコ、ニコニコと!」



私は母を殴っていた




A「目障りなんだよ、、、その笑顔」




殴る蹴る



私は止めなかった


いや、止められなかった




いつしか母の声はか細く今にも途絶えそうな声をしていた



母「ごめ、、ん、ね、、、、こ、んな、、、母お、やで、、、、」


ポタリと畳に涙が落ちた


母は泣いていた




私も泣いていた






そして母は


























動かなくなった

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作者名:乾狩 | 作成日時:2022年3月29日 21時

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