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「(どうしよう、顔見られた？バレた？)」
布団に潜り込んで、さっきの出来事を思い返していた。
あんなに陸玖の顔が近くにあるのは初めてで、嬉しさ、恥ずかしさ、怖さでごちゃごちゃになった頭は、何も考えられるはずがない。
どうしよう。陸玖にバレてしまったかもしれない。
嫌われたくなくて、壊れたくなくて、自分の心にしまい込んでおこうとしていた陸玖へのたくさんの好きが、もしかしたら陸玖に....。
終わった。終わってしまった。
恋も、友情も、何もかも。
嫌な思いをさせた。気持ち悪い思いをさせた。
ごめん。
好きになってごめん。
ちゃんと友達できなくて、ごめん。
「ｸﾞｽｯ....ごめん、........りく....。」
大粒の涙で、真っ白な枕カバーにシミができる。
布団の温かさでさえも、あの時の陸玖の温かさを思い出してしまう。
何も考えないようにしよう。
もう一度寝て、きれいさっぱり忘れよう。
ガンガンと痛む頭まで覆うように布団を被り直し、ぎゅっと固く目を瞑り、意識を手放した。
「....俺の事、そんな風に思ってたんだ。」
「っ、ごめ....。」
「もう、お前とは一緒に居られない。居たくない。........バイバイ、竜兎。」
「っやだ、行かないで！まだ、友達でいて....！せめて、友達で....。」
「....とも、だちで........り、く................ごめん....好きになって....ごめん....！」
「ッ、！？....はぁ、はぁ........ゆ、め？」
どのくらい寝ていたのか。最悪の夢を見てしまった。
廊下にたくさんの人の気配がする。
「....もう、放課後....か........、？」
だんだんと覚醒してくる意識の中、ふと足元に温かさを感じ起き上がると、椅子に座ったままベッドに腕と頭を乗せて、悪夢の根源がすやすやと眠っていた。
「....ずっとここにいたのか........ほんと........(好き........あ、髪食ってる....。)」
そーっと顔に手を伸ばし、起こさないように髪の毛を避けようとした。
パシッ。
しかしその手は、髪に触れることなく掴まれた。
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幸喜(プロフ) - くろ狐の暇潰しさん» ありがとうございます！！ (2019年8月8日 23時) (
レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
くろ狐の暇潰し(プロフ) - 幸喜さん» わざわざすいません！返信ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年8月8日 18時) (レス) id: eabc7a4ecc (このIDを非表示/違反報告)
幸喜(プロフ) - くろ狐の暇潰しさん» そう言っていただき光栄です....！僕も語彙力が無い身なのですが、読みやすく書けているなら良かったです！あまり難しい表現を使われても頭に入ってこなかったりしますからね....文章を書くって難しいです(汗)コメントありがとうございます！ (2019年8月3日 16時) (レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
くろ狐の暇潰し(プロフ) - すごいです！！ わたし語彙力無いが故にまともな作品をつくれないもので……。 読みやすかったです！！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: eabc7a4ecc (このIDを非表示/違反報告)
幸喜(プロフ) - 湯96_yukuro_さん» 僕自身語彙力が本当にないので、難しい表現が使えないと言いますか....なので、割と誰でも読めるような文になっていると思います！そのおかげでスっと入っていってくれたのかもしれないですね(？)コメントありがとうございます！ (2019年7月26日 7時) (レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸喜 | 作成日時：2019年7月22日 0時
