Midnight Library【BTS】 (ページ6)

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🐥×優等生×裏（６）ページ6

『っ！、、、なに、言って、、、』

ジ「僕は今まで欲しいと思ったものは全て手に入れてきたんだ。でも去年は違うクラスだったし、君の周りには邪魔な奴らがたくさんいたからね。準備に色々時間がかかっちゃったよ。初日に君にぶつかった子、あれ実はわざとなんだ。ここは私立でしょ？それも入ったからには何が何でも卒業したいくらい名門の。中には金銭問題を抱えてる奴らが結構いてさ、何でも言うこと聞くんだよねあいつら。ふふっ」

ジ「それでまぁ、わざと君たちが問題を起こすように仕向けたわけだけど、、、僕だって大人しく話いうこと聞くなら学校に存在するくらいは許してやろうと思ったんだよ？でもあいつらときたら弱いくせに歯向かってくるからムカついちゃって。僕の言うこと聞かないやつって大嫌いなんだよね」

笑っているけど抑揚のない声に冷や汗が流れる。こいつ本当にヤバい。

ジ「だから存在するのも許せなくなって始末しちゃった！」

『まさか、、始末って、、』

ジ「やだなー何考えてるの？ただこの学校にはいられなくしただけだよ。あいつらのせいで犯罪者になるなんてまっぴらごめんだし。(まぁ僕ならバレるなんてへましないけどね)」

『、、、なんで、なんで私なの、、、』

こんなヤバい奴に目を付けられるなんて、、、

ジ「えー？A話ちゃんと聞いてた？さっき言ったじゃん」

前から危機察知能力だけは自信があった。

『私あんたに何か迷惑かけた！？全然関りなんてなかったじゃん！私よりもプライドが高くてムカつく奴なんていっぱいいるでしょ！？』

私は安全なところから高みの見物をしてきた。あのグループにいたのだって自分よりも弱い奴らばっかりだったし、トップのあいつは確かに女だろうが容赦はしなかったけど一度仲間と認めたら手を挙げる奴ではなかった。むしろ喧嘩が強ければ性別関係なく相手を認める奴だった。中でも実力がほぼ互角な私のことを気に入っていた。あいつと一緒にいれば意味のない無駄な喧嘩も避けれるし、周りの奴らが勝手に媚び諂うのも悪くなかった。

ジ「分かってないなあ、Aのことはムカつくなんて思ったことないよ。プライドが高くて、自分が安全なところでしか優越感に浸れないくせに自分のことが特別だと思ってるところがすっごくかわいくて、ぐちゃぐちゃにしたくなる。」

あぁ、私はどこで間違ったのだろう。