Midnight Library【BTS】 (ページ20)

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🐰×同級生×狡猾（５）ページ20

あの日から今日で三日目だ。未だグループラインの通知はない。さすがに連絡が遅すぎる。
私にだけ知らされていないのだろうか。いや、まさかそこまで幼稚ではないだろう…えーっと、、、あの日先に帰ったのは、私とジョングクさんだけか…私以外は皆同じコースだからいくらでもジョングクさんにだけスケジュールなどを伝えることは出来るはずだ。はぁ、、、これは高確率で除け者にされてるな、私。こんな幼稚ないやがらせに屈したくはないけれど次の講義までの課題もある。どうにかして聞き出さないと…果たしてグループラインにメッセージを送ったところで素直にスケジュールと役割を教えてくれるだろうかと悩んでいると

【グク：Aさん、スケジュールと役割って聞いてますか？】

グクなる人からメッセージが来た。これって…あぁ、ジョングクさんか。追加して名前を変更してなかったなそういえば。

【A：いえ、それが聞けてなくて困ってて…もしかしてグループじゃないところで話進んでたりしますか？】

【グク：やっぱり…はい、僕は個人で送られてきました。】
【グク：画像】
【グク：↑これ、スケジュールと役割です。】

＊＊＊
教「では次の班」

「Aさん、今日のプレゼンの担当はあなたよね？ちゃんと準備してきた？」

『…ええ。あなたたちは送ってくれなかったけどね』

「え゛、、なんで…」

プレゼンしている最中、彼女たちに詰め寄られているジョングクさんが視界に入ったが当の本人はただまっすぐこちらを見ていた。

＊＊＊
『教えてくれてありがとう。本当に助かった』

グ「どういたしまして。でもまさか大学生にもなってあんな幼稚なことするなんて…信じられないな」

『本当に。でもいくつになっても嫉妬っていう感情はなくならないものなんだろうね』

本当に心からそう思う。嫉妬ほど醜く、厄介なものはない。親友だと思っていた友情にも簡単に亀裂を入れることが出来る。...だから私はもう面倒ごとには巻き込まれたくない。

グ「じゃあ僕はこれで…と言いたいところだけど、今日の感じだともうずっと情報は共有してくれないどころかさらにいやがらせに拍車がかかるだろうね。」

ドクンッ

グ「...どうする？」

『…この間、あなたにあんなこと言った手前頼みづらいけれど…これからも私に情報を教えてほしい』

グ「...」